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油分の多い食事と便秘|消化器内視鏡検査のタイミング

油分の多い食事と便秘|消化器内視鏡検査のタイミング

油分を含む食事をとる機会が多い方は、腸のトラブルを抱えやすく、揚げ物や脂質が豊富なメニューを続けて食べていると、便秘や下痢、腹部の張りといった不快な症状が起こります。

一時的に体調が悪くなるだけでなく、これらの症状が慢性的に続くと大腸や胃の病気につながるリスクも否定できません。

胃カメラや大腸カメラなどの消化器内視鏡検査で原因を確かめたいと思いつつ、どのタイミングで受けるのがいいのか迷う方も多いです。

ここでは、油分の多い食事が及ぼす影響や、便秘との関係性、下痢のメカニズム、そして内視鏡検査に踏み切るべきタイミングについて詳しく紹介し、日常的に気をつけられるポイントをまとめます。

目次

油分の多い食事と便秘の関係

油脂を多く含むメニューを好んで食べる方の中には、便秘に悩む人も少なくありません。体質や食生活の全体的なバランスが影響するため一概に決めつけられないものの、過剰な油分摂取が腸内環境に影響を及ぼす可能性は十分考えられます。

油分と腸のぜん動運動

腸はぜん動運動を行いながら便を肛門へと運びますが、バランスの良い食物繊維や水分が不足していると、便が硬くなりやすくなります。

油分は便を柔らかくするイメージがあるかもしれませんが、極端に多い油は腸内のバクテリアバランスを乱す一因になることがあり、腸内細菌叢が乱れるとぜん動運動のリズムも崩れやすく、便秘につながるのです。

便の通過時間に及ぼす影響

便が大腸を通過する時間は、食物繊維量や水分摂取量、体質などの要素によって変化し、油分が多い食事を頻繁にとっていると、腸内で消化・吸収しきれない脂質が残りやすくなり、一部では腸に負担をかけます。

このとき、便の通過時間が長引いて水分が過剰に吸収されてしまい、便が硬くなって便秘が悪化するケースが見受けられます。

他の栄養バランスとの関わり

油分の多い食事ばかりを続けると、どうしても野菜や果物などからとれる食物繊維が不足しがちになり、さらに、油料理はカロリーが高いため、食後に体が重く感じて運動不足に陥る人もいるかもしれません。

適度な運動習慣が便通を促すことはよく知られているので、脂肪分の摂りすぎが運動量の低下を招き、便秘が進行する悪循環に陥るリスクがあります。

油分が便秘に与える直接・間接の要因

油分が直接便秘を起こすというよりは、偏った食事や生活習慣の乱れが複合的に影響し、最終的に便秘となる場合が多いですが、体質によっては油分が腸内にとどまりやすく、便の状態を悪化させることもあるので注意が必要です。

そうしたときには、下腹部の張りや排便時のつらさを感じやすく、日常生活に支障をきたすようになります。

油分摂取と便秘の関係

油分過多による影響内容
腸内細菌バランスの乱れ消化しきれない脂質が増えると腸内環境が不安定になる可能性
便の通過時間の延長便に含まれる水分が失われ、硬くなり排出しづらくなる
食物繊維不足油分の多い食事で野菜や果物が不足し、便のかさが減少する
運動量低下高カロリーの食事が続き、体を動かす機会が減って腸が鈍る

油分過多で起こりやすい腸内トラブル

油分の多い食事が体に負担をかける要因は便秘だけではありません。場合によっては下痢を引き起こすケースや、腸内でガスがたまりやすくなっておなかの張りを感じるケースもあります。

腸内バクテリアの変化

過剰な油分をとると、腸内でそれを好む細菌が増えやすくなるという考えがあります。

善玉菌が維持しにくくなり、悪玉菌が優勢になると、便のにおいや色が変わったり、おなかにガスがたまって膨満感が強くなったりすることがあるため、注意が必要です。

腸内バクテリアのバランスは食事内容に敏感に反応するので、油分の多い食事が続くほど腸内環境にマイナスの影響を与えやすくなります。

油分による消化不良

油分の消化には胆汁酸や膵液などが関与し、体内でしっかり分解される必要がありますが、過剰な量の脂質をとると、消化酵素のはたらきだけでは対応しきれない場合があります。

下痢が気になる方は、食事内容の偏りや一度に摂る油の量が消化能力を超えている可能性を考えてみることが必要です。

下痢と便秘を繰り返すパターン

一部の人は、便秘と下痢を交互に繰り返す症状がみられ、油分が多い食事で急激に腸の活動が活発化して一時的に下痢になり、その後に腸内が疲弊して便秘になる、というサイクルに陥るケースがあるため要注意です。

腸内にとって無理のある負担を減らすためにも、適度に油分をコントロールした食事をしてください。

痛みをともなう腸のけいれん

消化不良が起こっている状態で油分の多い食事を繰り返すと、腸管が異常収縮を起こしやすくなり、これによって腹痛や不快感、さらには血便などの危険症状を招くリスクもゼロではありません。

腹痛が長引く、あるいは便に血が混じるといった症状が出た場合、医療機関での受診を早めに検討することが大切です。

油分過多で起こりやすい腸内トラブル

トラブル具体的な症状主な原因
悪玉菌の増殖ガスによるおなかの張り、便のにおいの強さ油脂を好む菌が増え、善玉菌が減る
下痢・消化不良水様便、腹痛、急な便意脂質の過剰摂取、消化能力を超えた食事
便秘の長期化硬い便、排便困難、腹部膨満感ぜん動運動の乱れや食物繊維不足
腸管のけいれん腹痛、けいれん性の痛み、便に異常が出る油分の取りすぎによる腸管への過剰な刺激

便秘が続きやすい方の特徴

油分の多い食事が原因で便秘が悪化することはありますが、もともと便秘になりやすい体質や生活習慣を持つ方はさらに注意が必要です。

食物繊維や水分が不足している

食物繊維には不溶性と水溶性があり、腸内で水分を吸収して便のかさを増やしたり、便を柔らかくする働きが期待できますが、油分の多い食事ばかりを摂取すると、野菜や果物を十分にとれない場合が少なくありません。

加えて、水分摂取量が少ないと便が硬くなって排出しにくくなります。

運動不足が続いている

現代はデスクワークなどで座りっぱなしの時間が長く、運動量がどうしても不足しがちで、運動不足になると全身の血行が悪くなり、腸の動きも鈍りやすくなります。

腸のぜん動運動を促すためにはある程度の体を動かす習慣が重要です。油分の多い食事と運動不足の組み合わせは、便秘体質を招く一因となります。

ストレスを抱えている

ストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、腸の動きを制御する神経系統は自律神経と密接に関係しているため、強いストレスを感じる人ほど便秘や下痢を起こしやすい傾向があります。

油分が多いメニューは満足感を得やすい反面、消化器官への負担を高める可能性もあるので、ストレスの多い人は食事の内容にいっそう気を配ったほうがよいでしょう。

不規則な生活リズム

便意は自律神経や体内時計の影響を受けるため、起床時間や食事時間がバラバラだと、腸がスムーズに動き出しにくくなると考えられ、朝食を抜きがちな人は、胃腸の活動が低下しやすく便秘を引き起こすことが多いです。

油分の多い食事だけでなく、全体の食事リズムが乱れている場合も便秘につながる要因になります。

便秘が続きやすい方によくある習慣

  • 運動量が不足している
  • 水分や野菜の摂取が不十分
  • 朝食を抜くか、時間が不規則になる
  • ストレスや睡眠不足が続く

油分の摂りすぎと下痢のメカニズム

一方で、油分が多い食事をとりすぎると、便秘ではなく下痢になる人もいて、油分が腸内に長時間残らず、むしろスムーズに排出されるというイメージもあるかもしれませんが、下痢という状態は身体にとっても大きな負担です。

油下痢と呼ばれるケースもあるように、脂質過多が原因となる下痢がどのように起こるのか考えてみます。

胆汁酸との関連

油分の消化には胆汁酸が大きく関わり、胆汁酸は脂肪を乳化して小腸で吸収しやすくする働きを担いますが、摂取する脂肪量が多すぎると、胆汁酸だけでは処理しきれない場合があります。

結果として未消化の脂質が残り、腸で水分を保持したまま排出されることで下痢に近い状態を起こします。

消化酵素の不足

脂質の分解には膵液中のリパーゼなどの消化酵素が必要で、大量の油分をとった際に消化酵素が不足すると、脂肪が未分解のまま大腸まで進み、大腸の粘膜を刺激する可能性があります。

その刺激が過剰になると、水分の再吸収がうまく機能せず、柔らかい便や水様便として排出されます。

消化管全体への刺激

油分は胃から腸へ送られる段階で粘膜を刺激しやすい性質を持っていて、刺激が強まると腸が急激に活発化し、ぜん動運動が増えて便を押し出そうとするため、結果的に下痢へつながる場合があります。

これを放置すると脱水症状や栄養バランスの乱れを招くリスクもあるため、早めに対処することが重要です。

体質と個人差

同じような食事をしても便秘になる人と下痢になる人がいるのは、体質や腸内環境の違いが大きいといえます。

腸内細菌の構成や消化酵素の分泌量には個人差があるため、自分の体調や便の状態をこまめに観察し、合わない食事パターンを把握することが必要です。

油分をとりすぎたときの下痢

要因具体的な働き
胆汁酸の処理能力不足脂質が分解しきれず、大腸まで残りやすい
消化酵素リパーゼの不足未分解の脂質が腸を刺激し、水様便に導く
過度の腸への刺激強いぜん動運動で便が早く排出される
個人差・体質腸内細菌や酵素の量が人によって異なる

消化器内視鏡検査を考えるタイミング

便秘や下痢の症状が断続的に続いたり、腹痛や血便などの異常サインが見られたりすると、消化器内視鏡検査を検討してください。

胃カメラや大腸カメラは怖い、痛いといったイメージを持つ人もいますが、医療技術の向上により負担は軽くなりつつあり、何より早期発見・早期治療につなげるために、正しいタイミングで検査を受けることが大切です。

慢性的な症状があるとき

油分の多い食事を控えても、便秘または下痢が慢性的に続く場合は、腸や胃に何らかの病変が潜んでいる可能性があります。

ポリープや炎症性腸疾患、胃潰瘍などは放置すると悪化して治療が複雑になることもあるため、消化器内視鏡検査で詳しく状態を確認しましょう。

血便や腹痛の頻度が増えたとき

便に血が混じる、あるいは強い腹痛が繰り返し起きるなどの症状は特に注意すべきサインです。

油分の多い食事による単なる腸のトラブルでは説明がつかない深刻な病気の可能性があり、こうした場合、大腸カメラなどの検査を早期に受けることで原因を突き止め、治療を進められます。

体重減少や食欲不振をともなうとき

便通の乱れとあわせて体重が急激に減少したり、食欲不振が続いたりするのは、胃腸が十分に機能していないサインかもしれません。

油分が多い食事からの栄養吸収が滞るだけでなく、胃や腸そのものに問題があるケースも考えられるので、原因を特定し、安心して食事を楽しめるようにするためにも、専門的な検査は有効な手段です。

ある程度の年齢を重ねたとき

大腸や胃の病気は加齢とともにリスクが高まる傾向があり、便秘や下痢が若い頃よりも増え、油分の摂取に対してトラブルが起こりやすく感じ始めたら、一度内視鏡検査を受けることを検討してください。

身体の状態を定期的に把握することで、重大な病気の見落としを防げる可能性があります。

消化器内視鏡検査を受けるタイミング

状況タイミングの理由
慢性的な便秘や下痢が続く胃腸の器質的異常や炎症性腸疾患を早期発見するため
血便や強い腹痛潰瘍や腫瘍など重大な病気の可能性がある
体重減少や食欲不振消化吸収に問題があり、栄養障害が起きている可能性
中高年になりトラブルが増加加齢にともなうリスクを把握し、予防措置をとるため

検査前に気をつけたい食事と生活習慣

内視鏡検査が決まったら、検査までにできるだけ胃腸の状態を整えておくとスムーズに進みやすいです。油分が多いメニューを控えるのはもちろんのこと、検査前の食事や生活習慣について知っておくと役立ちます。

検査前の食事選び

大腸カメラ検査などでは検査前日から低残渣食(腸に残りにくい食材)を中心にとり、当日朝は絶食となる場合が多いです。

脂質が高い揚げ物や濃厚なスープは避け、消化にやさしい食材や調理法を選ぶと内視鏡検査がより正確に行え、便秘傾向の方は野菜や果物をバランスよくとり、水分もしっかり摂取してください。

検査前の下剤と油分

大腸カメラ検査では、腸内をきれいにするための下剤を飲む場合が多いです。

油分が多い食事を続けていると、腸に脂肪分が残りやすく、便を排出するのに時間がかかるかもしれません。検査の効率を高めるためにも、数日前からはなるべくあっさりした食事を心がけることが大切です。

運動とストレス管理

検査直前は体力を落とさないように注意する必要がありますが、軽いウォーキングやストレッチなどは腸の動きを高める効果が期待できます。

ストレスで便秘や下痢が悪化する人もいるので、リラックスできる方法を取り入れながら心身の調子を整えておくと、検査当日にトラブルを減らせるでしょう。

検査当日のポイント

検査当日は医師の指示に従い、絶食や水分摂取のタイミングを守ることが何より重要で、大腸カメラの場合、下剤を飲む時間や量も厳密に決まっていますので、予定どおり行動できるように準備します。

胃カメラ検査は空腹の状態で臨む必要があるケースが多く、油分はもちろん、固形物を摂ると検査精度を下げる恐れがあるため、注意が必要です。

検査前に意識したい生活習慣のタイトル

  • 油分の少ない食事を選ぶ工夫
  • 検査前日に低残渣食を中心にして腸を整える
  • 軽度の運動で血行を促し、腸の動きをサポート
  • ストレスケアと十分な睡眠

油分との向き合い方と便秘の予防

便秘を避けるために油分を完全に断つ必要はなく、油にも良質な種類があり、適量であれば健康に寄与する面もあります。大切なのは栄養バランスを考えつつ、自身の体調を観察しながら摂取量や食べ方を工夫することです。

油の種類を見直す

動物性の脂肪分ばかりではなく、オリーブオイルや亜麻仁油、エゴマ油など植物性の良質な脂質を取り入れてみましょう。これらには身体に必要な必須脂肪酸を含むものが多く、適量を摂ることで便通の改善が期待できることもあります。

ただし、過剰になればトラブルを招く点は同じなので、摂取量に留意することが肝心です。

調理法を変える工夫

揚げ物や炒め物ばかりに頼らず、蒸す・煮る・焼くといった調理法を取り入れると、脂質の摂取量を抑えやすくなり、また、香りづけ程度に少量の油を使うことで、風味を損なわずにヘルシーな食事を楽しめます。

油がたっぷりのソースやマヨネーズを多用せず、和風だしやスパイス、ハーブなどで味付けを工夫することも大切です。

食物繊維と水分補給

便秘を予防するうえで、食物繊維は重要な役割を担い、食物繊維には腸内の善玉菌を増やす効果や、便のかさを増やして排便を促す効果が期待されます。

野菜、果物、海藻類、きのこ類などをバランスよく取り入れ、水分摂取もこまめに行うことが大事です。

適度な運動と生活リズム

適度な運動は腸のぜん動運動を高め、体内の血液循環を良好に保ち、ウォーキングや軽めのジョギング、ヨガやストレッチなど、自分が続けやすい運動を習慣化すると便秘予防に役立ちます。

また、毎日同じ時間に起きて食事をとるなど、一定の生活リズムを守ることで、自律神経と腸内活動の連携がスムーズになりやすいです。

油分と便秘予防の要点

取り組み内容
油の種類を選ぶ植物性油などを適量とり入れ、動物性脂質ばかりに偏らない
調理法の工夫揚げ物を減らして蒸し・煮る・焼くなど多彩な方法を利用
食物繊維と水分補給野菜や果物を積極的にとり、1日の水分摂取量を確保
適度な運動ウォーキングなどを習慣化し、腸を動かす
生活リズムの安定朝食・就寝時間などを一定にし、便意のリズムを作りやすくする

よくある質問

ここでは、油分の多い食事と便秘、下痢、そして消化器内視鏡検査に関して患者さんからよく尋ねられる質問をまとめます。同じような疑問を抱えている方は、参考にしてください。

油ものを食べると必ず下痢になるわけではないのですか?

体質や腸内環境によって反応は異なります。ある人は便秘がひどくなる一方、別の人は下痢を起こしやすいなど個人差が大きいです。

ただし、いずれの場合も油分過多は消化器官に負担をかける可能性があるので、適度な量を守り、野菜や果物をしっかりとるように心がけることが大切になります。

油下痢が続いた場合、病院を受診したほうがよいですか?

脂質の多い食事が原因と思われる下痢が長引く、あるいは腹痛や血便、体重減少をともなう場合は早めの受診をおすすめします。

腸や胃の病気が隠れている可能性もあるため、医療機関での検査を受けて原因を特定することが重要です。

便秘を改善するために油分を完全に控えるべきですか?

油分は体に必要なエネルギー源ですし、脂溶性ビタミンの吸収などに関係するため、まったく摂らないのは好ましくありません。大切なのは種類と量を見極めることです。

揚げ物を毎日食べるのは負担が大きいかもしれませんが、適度に植物性の良質な油を取り入れるのは健康にもメリットがあります。

内視鏡検査を受けるとき、何日くらい前から油分を控えればよいですか?

検査の種類や患者さんの状態によって異なり、大腸カメラの場合、1~2日前から食物繊維や油分を控えめにするよう指示されるケースが多いです。

医師からの具体的な説明に従って、検査までの食事内容を調整するとスムーズに進められます。

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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