Dr.中村文保– Author –

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
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潰瘍性大腸炎とは|症状と内視鏡検査による診断
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍が生じる炎症性腸疾患で、血便や下痢、腹痛などの症状を起こし、増悪と寛解を繰り返す特徴があります。 早期に的確な診断を受けることが重要で、その際に内視鏡検査が有用です。原因として遺伝や免疫異常との... -
大腸内視鏡検査とはどのような検査なのか
大腸は消化管の最後を担う器官であり、日頃の食生活やストレス、加齢の影響を受けやすい部分で、ポリープや腫瘍などの病変が存在しても初期段階では症状が出にくいため、定期的な検査が大切です。 腸の内側を直接観察できる内視鏡による大腸の検査は、早期... -
直腸ポリープの原因や症状を知る 早期に対処するために
直腸ポリープは大腸の最も肛門に近い部分に生じるできもので、多くは良性ですが、一部は悪性(がん)に進行する可能性があります。 ポリープが小さいうちは自覚症状が乏しく、放置すると大きくなって出血や貧血といった症状を引き起こすことがあります。 ... -
直腸診がん検査 早期発見につなげるために
直腸診は、医師が肛門から指を挿入して直腸や周囲の状態を確認する検査方法で、消化器の病気、とくに大腸がんや直腸がんなどが疑われる場合に限らず、肛門周辺の異常を調べるうえでも行われることがあります。 肛門から指を入れる検査と聞くと抵抗感がある... -
大腸ポリープ切除 流れと生活面での注意点
大腸ポリープは、大腸内視鏡検査などで発見されることが多いものの、症状がほとんどない場合も少なくありません。しかし、腫瘍性のポリープが大きく育つと大腸がんへと進行する可能性があるため、早期の段階で切除を行うことが重要です。 消化器内科の医師... -
大腸菌の役割 腸内環境の整え方
私たちのからだの中には、数多くの菌が存在し、それぞれが多面的なはたらきを担っています。大腸菌は腸内細菌の代表的な種類の1つであり、多くの人が一度は耳にしたことがある名前でしょう。 一般的に「大腸菌」と聞くと、食中毒や下痢などの悪いイメージ... -
腸の蠕動音とは? 分類と聴取方法を説明
腸蠕動音は、お腹の中で発生する音のことで、胃腸が食べ物を移動させたり、消化や吸収を進めたりする過程で生じます。 食後のゴロゴロとした音や空腹時の鳴りなど、日常で耳にしたことがある人は多いかもしれませんが、腸蠕動音の聴取と評価は医療現場にお... -
腸にいい食べ物を知る 腸内環境を整える方法
毎日の食事や生活習慣が原因となり、便秘や下痢といったお腹の不調に悩む人が増えていて、こうした症状が続くと、消化や栄養の吸収に影響が及び、体全体のコンディションも悪化しやすくなります。 腸にいい食べ物を意識してとり入れることで腸内環境を整え... -
脂肪肝治療 重要性と生活習慣の見直し
脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰にたまる状態で、放置するとさまざまな肝機能障害や合併症につながるおそれがあります。 軽度であっても油断は禁物であり、早期から食事や運動、薬物治療を視野に入れた総合的なアプローチが大切で、治療を行う際は、医師と連携... -
脂肪肝症状を把握 肝臓の健康を守るための基本
脂肪肝は肝細胞に脂肪が多く蓄積した状態を指し、健康診断などで偶然見つかることがよくあります。 自覚症状がほとんどないため放置しがちですが、進行すると肝臓の炎症や肝硬変、さらには肝臓がんへのリスクを高める可能性があります。 食事や運動など生...