Dr.中村文保– Author –

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
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大腸内視鏡検査の3日前からの食事制限と準備
大腸内視鏡検査を安心して受けるためには、数日前からの準備と当日の過ごし方が重要です。腸内をきれいな状態に近づけるための食事制限や下剤の服用タイミングなど、検査精度を高めるための工夫は多岐にわたります。 検査準備について正しく理解しておくと... -
内視鏡検査による下部消化管の観察範囲と手順
内視鏡を使って大腸をはじめとする下部消化管を調べることは、ポリープや炎症、腫瘍などの病変を早期に見つけ、必要な治療につなげるために大切な方法です。 下行結腸やS状結腸といった普段あまり意識しない部位に関しても、直接観察することで細かな異常... -
腹部のゴロゴロ感と下痢|機能性腸疾患の可能性
腹部のゴロゴロ感とは、腸内にガスが多く発生していたり、消化管の動きが過度に敏感になったりすることで、お腹の中から音が聞こえたり違和感が生じたりする状態です。 これに下痢が加わると、日常生活に支障をきたすほどの不快感を感じる方も珍しくありま... -
便秘による背中の痛みが起こる仕組みと検査
便秘によって背中が痛くなると聞くと、あまり関係がないように思われるかもしれませんが、実際には腸内にたまった便やガスが内臓や神経を圧迫し、痛みを起こすことがあります。 ひどくなると食欲不振や倦怠感なども伴い、日常生活への支障が大きくなる場合... -
過敏性腸症候群の下痢症状と内視鏡検査による診断の重要性
いわゆる「過敏性腸症候群」による強い下痢症状をきっかけに、日常生活の質が低下したと感じる方は多いでしょう。出勤や通学などが難しくなり、周囲に相談するのも気が引けるケースも少なくありません。 しかし自己判断のみで対策を続けると、重大な疾患を... -
腸閉塞となるお腹の症状と前兆の見分け方
腸閉塞は腸管が物理的または機能的に詰まってしまい、食べ物や消化液の通過が妨げられる状態で、腹痛や嘔吐、便通異常などの症状を引き起こし、重症化すると手術が必要になる可能性があります。 初期段階ではお腹の不快感程度で済むことがあり、気づきにく... -
腸の内視鏡検査で分かること – 検査前の準備から検査後の注意点
腸の内視鏡を用いた検査は、大腸ポリープや大腸がんの早期発見だけでなく、大腸炎や潰瘍性大腸炎などの状態を正確に把握するためにも重要です。 消化器症状を見逃さず、早期に原因を突き止めることで、適切な治療につなげられます。 今回の内容では、検査... -
大腸内視鏡検査での痛みを和らげる方法|鎮静剤と麻酔について
大腸内視鏡検査は、大腸の内部を詳しく観察し、ポリープや炎症などの有無を調べるために重要ですが、「痛みが気になる」という理由で受診をためらう方も少なくありません。 鎮静剤や麻酔の活用によって、身体的負担を軽減しながら検査を受ける方法を詳しく... -
急な腹痛を伴わない下痢の原因と対策 – 内視鏡検査の必要性
食事や生活リズムを大きく変えていないのに、急に下痢が始まってしまうことがある方も少なくありません。しかも腹痛を伴わない場合、原因が特定しにくく、放置してしまうことがあります。 こういう場合、腸内環境の乱れやストレス、さまざまな病気の初期サ... -
下痢と便の性状変化からみる大腸内視鏡検査の必要性
慢性的な下痢や便の形状変化が続くと、消化管のどこかに異常が起きている可能性が高いと考えられます。 急に始まった下痢が自然に落ち着くなら大きな問題にならない場合もありますが、便の状態が不安定なままだと大腸ポリープや炎症性疾患、悪性疾患などを...