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大腸カメラ検査でのポリープ発見から治療まで

大腸カメラ検査でのポリープ発見から治療まで

大腸カメラによる検査は、ポリープを早期発見し、必要に応じた治療へと進むうえで大切な手段で、とくに自覚症状がない段階でも腸内に変化が生じているケースが少なくありません。

定期的に検査を受けることで、大腸に関わる病気を見落とさずに済む可能性が高まります。

この記事では、大腸ポリープの特徴や検査の流れ、治療方針などを詳しく解説します。ポリープを見つけた後、どのように対処すればよいか迷わないよう、検査前からの準備や治療後の管理までを包括的にご紹介します。

目次

大腸カメラ検査を受ける必要性

大腸には長年の食生活や生活習慣によって、さまざまなトラブルが起こりやすいといわれています。大腸カメラ検査を受ける必要性を理解し、積極的に受診を考えることは、自身の健康管理にとって重要です。

大腸カメラと聞くと「痛そう」「恥ずかしい」という感情を抱く方もいるかもしれませんが、痛みや不快感に配慮した方法が多くあり、恥ずかしさよりも健康維持のメリットが上回ります。

大腸ポリープとは

大腸ポリープは大腸の粘膜から隆起した組織の総称で、多くの場合、初期段階では症状がありません。

放置すると腫瘍性のものは大きくなる可能性があり、なかには悪性化するものもあるため、定期的に検査して早期に発見し、必要に応じた治療を行うことが大切です。

大腸カメラ検査の基本

大腸カメラ検査は、内視鏡と呼ばれる細長いカメラを大腸内へ挿入し、内部を直接観察する方法で、ポリープの有無や炎症の状態を目視で確認できます。ポリープが見つかった場合、その場で切除することも可能です。

早期発見の意義

自覚症状が出る頃にはポリープがかなり大きくなっている場合もあり、早期の段階で見つかれば切除も簡便で、大がかりな処置を回避しやすいです。大きくなる前に取り除くことが、のちのリスク低減につながります。

大腸検査を受けるきっかけ

健康診断などで便潜血検査に引っかかった場合に受けるイメージが強いかもしれません。しかし、便通の乱れや体調の変化が続く方、あるいは家族に大腸に関する疾患を持つ方などは、早めに大腸カメラ検査を考える意義があります。

大腸カメラ検査をおすすめしたい背景

主な理由具体的な内容期待されるメリット
早期発見軽度の段階から異常を捉えやすい治療の負担が軽くなる可能性
高精度大腸内を直接観察できる小さな病変も見逃しにくい
治療が同時検査中にポリープを切除可能二度手間を減らせる
病気の進行防止悪性化リスクを抑制大腸がんのリスク低減

大腸カメラ検査によって問題を把握できると、早期から対策を取りやすくなり、大腸のトラブルは放置しても自然に消失するケースは少ないため、スムーズに受診することが健康管理のポイントです。

大腸カメラ検査で気をつけたいこと

  • 極力リラックスできる服装を選ぶ
  • 検査前は医師からの食事制限などの指示を守る
  • 不安や疑問は事前に医療スタッフに相談する
  • 検査後は急に激しい運動をせず安静を保つ

検査に対する不安や違和感は、あらかじめ知識を持って臨むことで軽減できます。

大腸ポリープの種類と特徴

大腸ポリープと一言でいっても、性質や形態は多様で、悪性化の可能性が高いものと低いものがあり、それぞれに合った治療判断が必要です。

特徴を理解し、自身がどのタイプのポリープなのかを知ることは、治療や経過観察につながります。

腺腫とポリープの違い

腺腫とポリープは似たような言葉として混同されがちで、ポリープは大腸粘膜にできる隆起状の変化を総称し、そのなかに含まれる腺腫は腫瘍性の性質を持ち、放置すると悪性化するリスクがあります。

腺腫は全てポリープの一種ですが、良性か悪性化の可能性があるかで治療方針が異なります。

腺腫性ポリープについて

腺腫性ポリープは大腸ポリープの中でも代表的な腫瘍性ポリープで、大きさや形状によってはがん化リスクが上昇するため、見つかった時点で切除を考えることが多いです。

ただし、切除するかどうかはポリープの位置、患者さんの全身状態なども考慮して決定されます。

過形成性ポリープ

過形成性ポリープは腫瘍性の可能性が低いタイプで、悪性化リスクは比較的低いものの、数や大きさ、ほかの因子も考慮して切除が必要になる場合もあります。単純に「良性だから安心」と決めつけず、定期的に検査を受けることが望ましいです。

炎症性ポリープ

炎症性ポリープは、潰瘍性大腸炎などの炎症が原因で生じるケースが多いです。

腸内の環境が安定すると自然に縮小する場合もありますが、原因となる炎症が長期にわたると別の疾患に発展する可能性があるため、背景にある病気のコントロールが不可欠となります。

大腸ポリープの分類

分類悪性化リスク主な特徴主な対応
腺腫性比較的高め腫瘍性ポリープの代表例切除を考えることが多い
過形成性低め腫瘍性ではないが要経過観察サイズや数によって切除検討
炎症性低め(ただし基礎疾患次第)炎症が原因で発生炎症自体のコントロールが重要

ポリープの種類を正確に見極めるには、組織を切り取って調べる病理検査が必要で、大腸カメラ検査で疑わしい部分が見つかった場合には、その時点で切除や生検を行い、正確な診断を目指します。

大腸カメラ検査の前準備

大腸カメラ検査は、腸内を直接観察する方法ですので、腸の中をきれいにしておく必要があります。事前準備を怠ると、検査がうまくいかずに再受診になったり、病変を見落とす可能性が高くなったりする恐れがあります。

食事制限と服薬について

検査前日や当日は、消化に時間がかからない食事が大切で、医療機関によって指示内容は異なりますが、基本的には繊維質の多い食品を避け、刺激物も控えることが目安です。

また、普段から服用している薬がある方は、検査に影響を与えないか主治医に相談し、安全な方法で服用を続けるか一時的に中止するかを確認します。

腸内洗浄のポイント

大腸カメラ検査に備えて、下剤や洗浄液を使って大腸内部を排泄物がない状態にする準備が必要で、時間をかけて正確に指示通りの量を服用することで、腸内を十分にきれいにできます。

途中でつらくなっても、必要量を守らないと検査時の視野が不十分となり、再度検査が必要になる可能性が高まります。

大腸カメラ前の準備

項目具体的な注意点目的
食事繊維質や脂質を控えた軽食腸内の残渣を減らす
水分摂取こまめに水やお茶を飲む腸内洗浄を促しやすくする
下剤医師の指示どおりに量を守る便を排出し内部をクリアに保つ
服薬事前に医師へ相談検査に影響を与える薬の調整

検査当日の注意

検査当日は、予約時間に余裕を持って医療機関へ行き、下剤の効果が続く場合や検査後の体調なども踏まえ、車の運転は避けましょう。また、鎮静剤を使う場合には意識がぼんやりすることもあるため、付き添いがあると安心です。

検査前に知っておきたいこと

大腸カメラ検査は長いチューブを肛門から挿入するため、「痛みを伴うのではないか」という心配が多いです。

実際には、患者さんの体格や腸の形状、鎮静剤の使用などで痛みの感じ方が異なる場合があり、十分に配慮して行われるので、それほど恐怖心を持つ必要はありません。

大腸カメラ検査の実際の流れ

大腸カメラ検査の流れを把握しておくと、検査に対する不安がやわらぎ、どのような段階を経て検査が進むのかを知ることで、心の準備と体の準備が整いやすくなります。

検査前の問診

検査当日は医師や看護師による問診が行われ、身体の状態や既往症、検査に関する疑問点の確認などが行われ、下剤の服用状況や副作用の有無もチェックし、問題がなければ検査室へ移動します。

問診では遠慮なく気になる点を伝え、少しでも不安を減らしましょう。

挿入方法と鎮静の選択

大腸カメラの挿入は慎重に進められ、痛みを強く感じやすい方や恐怖感が強い方は、鎮静剤を用いるケースも多いです。

鎮静剤があるとウトウトした状態で検査を受けられるため、検査中の不快感が軽減しますが、当日は意識がややもうろうとする可能性があるため、その点を踏まえた行動が必要になります。

大腸カメラ検査に用いられる鎮静方法

鎮静剤の種類特徴メリット注意点
静脈注射タイプ腕の静脈から投与短時間で効果発現検査後の運転不可
経口タイプ口から薬剤を服用軽度の鎮静効果効果が穏やかで人による差あり
経鼻タイプ鼻からの吸入静脈注射が苦手な人でも受けやすい効果が安定するまで待機が必要

ポリープの発見手順

カメラを大腸内に挿入しながら、粘膜面の状態を詳細に観察し、途中でポリープを発見した場合、形状や大きさを判断し、即時切除が可能と判断されれば検査の段階で切除を実施することがあります。

出血などの合併症リスクを考慮しながら、担当医が最善のタイミングで処置を進めます。

検査後の休息

検査が終わったら、医療機関内で一定時間休息をとることが推奨され、鎮静剤を使用した場合は、意識がはっきりするまでベッドで横になるか、リカバリールームで安静を保つことが大事です。

短時間で回復することが多いですが、念のためその日は激しい運動や遠出は避けましょう。

大腸カメラ検査を受ける際に意識したい点

  • 検査前後に十分な水分補給を行う
  • トイレの場所を確認しておく
  • 鎮静剤使用時の帰宅手段を確保する
  • 当日は体調の変化に注意して早めに就寝する

ポリープ発見時の治療方針

大腸カメラ検査でポリープが見つかると、大きさや種類をもとに医師が治療方針を決め、悪性化リスクが高い場合は、なるべく早く切除に進むことが推奨されますが、ポリープの状態によっては経過観察を選択することもあります。

大きさや形状による判断

ポリープは、小さいものから比較的大きいものまで多彩です。小さく、かつ形状が良性傾向なら経過観察でも問題ないことがありますが、大きい場合や表面が不規則な場合は悪性変化のリスクが上がる可能性があります。

形状や部位によって、内視鏡的切除の難度も変わってきます。

ポリープの大きさと一般的な対応

大きさ傾向主な対応
5mm以下悪性化リスクは比較的低め必要に応じて切除または定期観察
6〜9mmリスクが徐々に増す内視鏡的切除を考慮
10mm以上悪性化リスクが高い場合が多い早期に切除を検討

ポリープ切除の方法

一般的に、大腸カメラと同じ内視鏡を使ってポリープを切除します。

小さなポリープならスネアと呼ばれる輪状の器具を用いてポリープを引っ掛けて切除する「ポリペクトミー」や、高周波電流で焼き切る「EMR(内視鏡的粘膜切除術)」などが選択肢です。

大きなポリープの場合は、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)によって粘膜下層を剥離して切除する方法も検討されます。

入院が必要なケース

ほとんどのポリープ切除は日帰りか短期入院で対応しますが、ポリープが大きい場合や切除範囲が広い場合、あるいは基礎疾患によって出血リスクが高いときは、入院して経過を見守ることがあります。

入院期間は数日程度で、問題がなければ退院後の生活にも大きな制限はありません。

切除後の検査

切除したポリープは病理検査にまわされます。顕微鏡で組織を調べ、良性か悪性か、どの程度のリスクを伴う組織なのかを確認します。

結果によっては追加の治療やさらなる検査が勧められる場合がありますので、医師の説明をしっかりと聞くことが重要です。

腺腫性ポリープ切除後の経過管理

腺腫性ポリープは悪性化リスクが高めなので、切除した後も定期的なチェックや生活習慣の見直しが不可欠で、再発を防ぐには腸内環境を整え、体への負担を減らすことが肝心です。

病理検査の結果

切除した組織を顕微鏡で観察し、がん細胞が含まれていないかなどを詳細に調べ、初期段階のがん細胞が見つかる場合もあり、その場合は追加の処置が必要になることがあります。

完全な良性なら特別な追加治療は必要ありませんが、定期的な検査は継続したほうが安心です。

再発リスクを下げるために

大腸の粘膜は環境の影響を受けやすく、大腸がんの家族歴がある方や、腺腫性ポリープを複数経験した方は再発しやすい場合もあるため、生活面の対策が必要です。食事や運動習慣の改善によってリスクを抑制できる可能性があります。

腸内環境を整えるための工夫

  • 発酵食品(ヨーグルト、納豆など)を適度に取り入れる
  • 野菜や果物をバランスよく摂取する
  • 適度な運動で腸の蠕動運動を促す
  • 水分補給をこまめに行い便秘を防ぐ

生活習慣全体を見直すことで、大腸への負担を軽減し、良好な粘膜環境を保持しやすくなります。

生活習慣の見直し

高脂肪・高カロリーの食事や運動不足、喫煙などは大腸に限らず全身の健康状態を悪化させる可能性があります。

適度な運動やバランスのとれた食事を習慣化すると、ポリープの再発リスクを下げると同時に、血管や心臓への負担軽減にも役立ちます。

定期検査の必要性

腺腫性ポリープを切除した後は、半年から1年後に再度大腸カメラ検査を受けるようにすすめられるケースが多く、その後は病理検査の結果や医師の判断により、2〜3年ごとに検査スケジュールを設定することがあります。

初回の再検査で異常がなければ、次回検査の間隔を延ばすことも可能です。

大腸カメラ検査をさらに理解するために

大腸カメラ検査を受けるかどうか迷うとき、費用や痛みに対する不安、どの医療機関を選ぶべきかなどの要素が気になるでしょう。詳細を把握することで、より納得した状態で検査に臨めます。

費用と保険適用の話題

大腸カメラ検査は、症状や医師の判断によって保険が適用されるケースと自由診療になるケースがあり、一般的には、便潜血陽性や腹痛など何らかの症状がある場合や、既に大腸疾患が疑われる場合は保険適用となることが多いです。

自由診療の場合、医療機関ごとに設定されるため、事前に確認しておきましょう。

大腸カメラ検査時の費用に関連する要素

要素保険適用の有無費用の目安
検査のみ公的保険適用あり数千円〜1万円程度
ポリープ切除あり公的保険適用あり切除方法によって変動
自由診療のケース適用外医療機関が独自に設定する費用

痛みに関する不安

痛みの感じ方は個人差がありますが、鎮静剤を利用すれば多くの場合、大きな苦痛を感じずに検査を終えられます。医師や看護師に「痛みが心配」と正直に伝えることで、事前に対策を講じることも可能です。

腸が曲がりくねっている方は挿入時に圧迫感が出やすいですが、呼吸法などを工夫して負担を軽減することもあります。

医療機関の選び方

大腸カメラ検査を受ける際は、消化器内視鏡を専門とする医師が在籍しているかを確認すると安心感が増し、また、検査の実施件数や、鎮静剤の取り扱いに慣れているかといった点も重要です。

予約時に「胃カメラと大腸カメラを同時に受けられるか」「日帰り切除が可能か」など、気になる内容を問い合わせると、自分の希望に合った医療機関を選びやすくなります。

医療機関を選択する際に考慮したい項目

  • 消化器内視鏡を専門とする医師の有無
  • 検査件数が多いかどうか
  • 鎮静剤の利用や痛みへの配慮に積極的か
  • 土日や祝日に対応しているか
  • 自宅からのアクセスや通院のしやすさ

メンタル面の対処

大腸カメラ検査に対して緊張感を抱くのは自然なことで、周囲の家族や友人に協力してもらい、検査前日や当日にはリラックスできる環境を整えると落ち着いて受けられます。

もし強い不安感が続く場合は、検査を担当する医師や看護師に相談してください。

よくある質問

検査の所要時間はどのくらいですか?

個人差がありますが、実際に内視鏡を挿入して観察する時間はおおよそ15分〜30分程度です。準備や検査後の安静時間などを含めると、医療機関で過ごす合計時間は1〜2時間ほどになることが多いです。

ポリープが見つかったら必ず切除するのですか?

大きさや形状、悪性化のリスクなどを総合的に考慮し、必ずしもその場で切除を行うわけではなく、小さくて良性が疑われる場合は経過観察となる場合もあります。

一方、腺腫性ポリープなど悪性化が疑われる場合は早期切除を検討します。

検査後の食事や行動で気をつけることはありますか?

検査後は腸内が刺激を受けた状態になっていることがあるので、刺激の強い食べ物や大量の飲酒を控え、なるべく消化に負担をかけないようにすることが望ましいです。

鎮静剤を使った場合は当日の車の運転や重要な決定を避け、安静に過ごすよう心がけましょう。

自費診療と保険診療の違いは何ですか?

保険診療の場合は症状や医師の判断に基づき、公的保険が適用されるため自己負担額が一定割合に抑えられますが、自費診療では全額自己負担となり金額が高額になる傾向があります。

検査目的や検査方法によって保険適用の可否が変わることがあるので、事前に医療機関へ問い合わせてください。

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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