大腸内視鏡検査を安心して受けるためには、数日前からの準備と当日の過ごし方が重要です。腸内をきれいな状態に近づけるための食事制限や下剤の服用タイミングなど、検査精度を高めるための工夫は多岐にわたります。
検査準備について正しく理解しておくと、不安を軽減してスムーズに検査を受けやすくなるでしょう。
この記事では、大腸内視鏡検査を受ける3日前から意識したい食事制限のポイントや前日の注意点、当日の準備や検査後の食事などを詳しく解説します。
大腸内視鏡検査とは
大腸内視鏡検査は、大腸カメラを用いて大腸内の状態を直接観察する方法です。大腸ポリープや腫瘍、炎症や潰瘍などを発見しやすく、病変が見つかった場合にはその場で組織を採取したりポリープを切除したりできる利点があります。
大腸内視鏡検査を成功させるには、食事や下剤の服用方法など、事前の準備が重要です。
大腸カメラの特徴
大腸カメラという柔軟性のある内視鏡機器を肛門から挿入し、大腸全体をモニターで観察し、機器には先端にカメラやライトが付いているため、腸内の状態を鮮明に映し出すことが可能です。
胃カメラと異なり、肛門から挿入するので便などの残留物が多いと視野が妨げられ、検査精度が下がってしまうリスクがあります。
どんな症状があると検査がすすめられるか
便秘や下痢が続く、血便が出る、お腹の痛みや貧血、便潜血検査で陽性になったなど、さまざまな症状を訴えたときに大腸内視鏡検査を検討する場合があります。
大腸がんや炎症性腸疾患などの早期発見につながる可能性があるため、医師から提案された場合は前向きに検討することが望ましいです。
胃カメラや他の内視鏡検査との違い
胃カメラは口や鼻から内視鏡を挿入して胃や十二指腸の状態を観察する検査ですが、大腸内視鏡検査は肛門から挿入して大腸の内部を観察し、いずれも内視鏡を用いる検査でありながら、準備や当日の流れに違いがあります。
特に、大腸内視鏡検査では腸の中をきれいにしておく必要があるため、検査3日前からの食事制限や前処置が大切です。
大腸内視鏡検査と胃カメラ
項目 | 大腸内視鏡検査 | 胃カメラ |
---|---|---|
挿入経路 | 肛門から | 口または鼻から |
準備 | 前日から下剤を使用し、腸を空に近い状態にする | 食事制限はあるが腸洗浄は不要 |
検査範囲 | 直腸~結腸全体 | 食道・胃・十二指腸 |
発見しやすい疾患 | 大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患など | 胃潰瘍、胃がん、食道がんなど |
大腸内視鏡検査には大腸特有の下準備があり、不安に感じる方もいますが、医師の指示に従えばスムーズに検査を受けやすいです。
大腸内視鏡検査を受けるメリット
大腸内視鏡検査によって、腸内の状態を直接確認できるのは大きなメリットで、便潜血や腹痛など、気になる症状を放置すると病状が進行するリスクがあります。
早期診断や治療を可能にするためにも、内視鏡検査を受けるメリットを理解しておくことが大切です。
早期発見による治療効果の向上
大腸ポリープや大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんどない場合があり、大腸内視鏡検査で早期に病変を発見すれば、ポリープ切除などの適切な対応で治療効果が高まることが期待できます。
腸内環境の全体像を把握できる
便検査などとは異なり、内視鏡で大腸全体を直接観察するので、粘膜のわずかな変化や小さなポリープまでチェックしやすいです。小さい病変を見つけた時点で対処できるため、大きな病気へ進行するリスクを低減する可能性があります。
内視鏡治療との併用
検査時に異常が見つかった場合、そのまま内視鏡治療を行うケースがあり、ポリープ切除が必要と判断された際には、追加の外科手術を行わずに内視鏡下で切除できることが多いです。
通院や入院の負担を減らしながら、病気の拡大を防ぐ手段になるでしょう。
内視鏡治療で行う主な処置
処置名 | 内容 | メリット |
---|---|---|
ポリペクトミー | スネアや内視鏡用の器具でポリープを切除 | 体への負担が少ない |
内視鏡的粘膜切除術(EMR) | 粘膜下層に注射液を注入し、隆起させて病変を切除 | 手術より簡易的に実施できる場合が多い |
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) | 粘膜下層を大きく剥離して病変を一括切除 | 大きめの病変にも対応可能 |
不要な不安を取り除く
腹部症状が長引いたり、便潜血が気になったりするものの、大腸内視鏡検査を受けずに悩み続ける方も少なくありません。検査を受けることで異常が見つからなければ安心材料になりますし、万一異常が見つかった場合でも早期対処が期待できます。
3日前からの食事制限の重要性
大腸内視鏡検査では、腸内をできる限りきれいにしておくことが検査精度を高めるために重要です。
腸壁に便や食物繊維が残っていると、カメラでの視野が妨げられて病変の見落としにつながる恐れがあるため、3日前からの食事制限がポイントになります。
3日前から準備が必要な理由
食物繊維の多い食品をたくさん摂取すると、腸内に残渣が残る可能性が高まります。
野菜や海藻、きのこ類などは健康に良いイメージがありますが、大腸内視鏡検査前は消化の良い食事を心がけ、3日程度前から徐々に腸の負担を減らし、排出しやすい状態をつくることが検査をスムーズに進めるコツです。
食事制限で避けたいこと
検査3日前からは、消化に時間がかかるものや繊維質の多い食材を控え、加えて、唐辛子など刺激物や油分の多いメニューも控えめにすると良いでしょう。
便が固くなるようなものや腸内でガスを発生しやすい食品も避けると、検査前の腸内環境を整えやすいです。
- 食物繊維が豊富な食材(ごぼう、れんこん、海藻、きのこなど)
- 種子類(ゴマ、ナッツ類)
- 繊維質の多い果物(パイナップル、みかんの薄皮など)
- 刺激が強い食品(香辛料、唐辛子など)
- 揚げ物や脂分の多い食事
3日前からの食事
検査3日前から、腸に優しい調理方法や消化しやすい食材を選ぶと負担が減り、脂質を控えた肉や魚を中心に、柔らかく煮込んだ煮物やすり潰した野菜スープなどを活用できます。
便秘が気になる方は、水分摂取を意識して、必要に応じて医師から処方された下剤を活用するとスムーズです。
消化に優しい食事
献立 | ポイント | 注意点 |
---|---|---|
柔らかく煮た野菜と鶏むね肉のスープ | 繊維が少ない野菜を選ぶ | キャベツや人参などは細かくカット |
白身魚のホイル焼き | 油を極力控える | 魚にレモン汁やハーブを加えて風味をアップ |
うどんやおかゆ | 食物繊維が少なく消化しやすい | 薬味やトッピングは控えめに |
ヨーグルトやプリンなどのデザート | 腸に優しいスイーツ | 種が入ったフルーツは避ける |
3日前から少しずつ腸を休ませるつもりで工夫すると、前日にかけて排出を促しやすいです。
前処置を成功させるために大切なこと
大腸内視鏡検査で腸内をきれいにする目的は、病変を見逃さないように視野を確保するためです。
食事制限を軽く考えて適当に済ませてしまうと、検査日当日の下剤で十分な排出が得られず、再検査になる可能性があり、3日前からの食事に意識を向けることが結果的に時間と負担を減らす鍵になります。
避けたい食品とおすすめのメニュー
大腸内視鏡検査前の3日間は、避けたい食品と、逆に積極的に取り入れたい食品を知っておくと準備しやすくなります。繊維質が多い野菜や果物、脂っこいものを控えつつ、比較的消化に良い食材を選ぶことが基本です。
避けたい食品のポイント
消化に時間がかかるものや、種子など腸内に残りやすいものは検査前には控え、小さな種が混ざった食品(いちごやキウイ、いちじくなど)も腸に残りやすいため注意が必要です。
さらに、固い肉や加工食品の摂り過ぎは腸内に長くとどまる可能性があります。
- ごぼうやれんこんなどの根菜類
- 豆類(大豆、いんげん、枝豆など)
- こんにゃく、春雨、ひじきなどの海藻類
- 種や皮がついたままの果物(トマトの皮、ぶどうの皮など)
- ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類
おすすめの食材やメニュー
大腸内視鏡検査前は、「軟らかい・つぶせる・滑らかな」状態の料理を意識し、繊維が少ない野菜をやわらかく加熱したり、白身魚や鶏ささみなどの脂肪分が少ないタンパク質源を取り入れたりすると腸に優しいです。
- じゃがいもや人参などを細かく刻んで煮込み、スープにする
- 鶏ささみや白身魚を蒸したり茹でたりして食べる
- 卵や豆腐など、柔らかくて消化しやすいタンパク質源を選ぶ
- うどんやおかゆなど、胃腸に負担をかけにくい炭水化物を中心にする
検査3日前のメニュー
朝食 | 昼食 | 夕食 |
---|---|---|
おかゆと卵スープ | うどんと白身魚のやわらか煮 | 柔らかく煮込んだ野菜のシチューとパン |
ヨーグルト少量 | 温かいお茶 | 水分多めのデザート (プリンなど) |
食事制限というと物足りなく感じるかもしれませんが、水分を多めに摂りつつ柔らかい食事で腹持ちを工夫できます。
食事以外で気をつけたいポイント
糖分の多いジュースや炭酸飲料などを大量に飲みすぎると、胃腸に負担をかける可能性があります。
アルコールも同様に腸の状態を乱しやすいため、検査数日前から控えたほうが無難で、適度な水分補給を心がけつつ、身体を動かして腸の動きを促すことも検査準備の一環です。
検査前に控えたい飲み物
飲み物 | 理由 |
---|---|
アルコール類 | 腸管を刺激し脱水を招く場合がある |
炭酸飲料 | 胃腸にガスがたまりやすい |
果汁入りジュース | 果肉や種子が含まれる可能性がある |
牛乳や豆乳(大量摂取) | お腹をくだしやすい人もいる |
無糖の水やお茶を基本にして、必要以上に胃腸を刺激しないように注意すると良いでしょう。
前日の過ごし方と当日までの注意点
大腸内視鏡検査の前日から当日にかけては、特に細かな制限や注意点が増え、医師から説明があった場合は、その指示を最優先しながら、準備を進めてください。
前日に意識したい食事の内容
前日はさらに腸内をクリアにするため、夕食を消化しやすいものに限定するか、もしくは軽く済ませるように指示されることが多く、食事の量や内容には注意が必要です。
食後は、医師の指示のもとで下剤を服用し、腸をほぼ空に近い状態に近づけます。
- 夕食はなるべく消化が良いものを少量とる
- 食後~就寝前に下剤を飲む場合がある
- 下剤服用後は激しい運動や外出を控える
当日朝に気をつけること
検査当日の朝は、医師の指示がある場合を除いて食事をしないケースが多いです。水やお茶などは指定された時間までなら飲んでよいことがありますが、自己判断で摂取すると検査に影響が出る可能性があるため、事前に確認してください。
- 検査当日の朝食は原則禁止 (医師の指示がある場合は従う)
- 水やお茶などの水分補給は許可されることが多いが、量や時間に制限あり
- 常用薬がある場合は、医師に相談しタイミングや方法を確認
前日~当日の流れイメージ
時間帯 | 行動 | ポイント |
---|---|---|
前日夕食 | 消化に優しいメニューを少量 | 早めの時間にとる |
夕食後 | 下剤や腸内洗浄剤を服用 (指示による) | 腸の内容物をしっかり排出 |
就寝 | 適度に休息 | 急なトイレに備えて無理をしない |
当日朝 | 食事を控える | 必要なら水分を少量摂取 |
検査直前 | 医師の最終確認 | 不安点があれば質問しておく |
この流れを守ると、大腸内視鏡検査がスムーズに行いやすくなります。
下剤の飲み方のポイント
検査前に処方される下剤は、普通の便意促進の下剤と、腸内を洗浄する薬剤に分けられる場合があり、多量の水やスポーツドリンクなどと一緒に2リットル前後を飲むこともあるため、時間に余裕を持ちましょう。
飲んだ後は頻回にトイレに行く必要があるので、自宅など落ち着いた環境で進めると安心です。
不安や疑問があるときの対処
大腸内視鏡検査に不安を感じる場合は、遠慮せず医師や看護師に質問しておくと安心で、痛みが不安なときは鎮静剤の使用を検討できることがありますし、強い便秘がある方は早めの下剤調整が必要になるかもしれません。
疑問を解消しておくと、当日のストレスを軽減しやすいです。
検査当日の準備と検査後の過ごし方
大腸内視鏡検査当日は、受付から検査開始までの間に問診や身体状況の確認を行うことがあります。下剤の効果が不十分だった場合は追加の処置が必要になるため、時間には余裕を持っておくほうが良いでしょう。
当日の服装や持ち物
検査は下着やズボンを一時的に脱ぐ必要があるため、ゆったりとした服装を選ぶと着脱がスムーズです。検査後に楽に過ごせるよう、ウエストを締め付けないパンツやスカートを用意するといいでしょう。
- 締め付けが少ない服装
- 保険証や診察券、必要書類
- 楽な履物 (検査後も移動しやすいもの)
検査後に起こりやすい症状
大腸内視鏡検査の後は、挿入時の空気や検査による刺激でお腹が張ったり、軽い腹痛や違和感を覚えたりすることがあります。多くの場合は数時間から半日程度で治まりますが、強い痛みや出血が続く場合は医療機関に相談してください。
- お腹の張り
- 軽度の腹痛
- ガスの放出
検査後の注意点
症状 | 考えられる理由 | 対応策 |
---|---|---|
お腹が張る | 内視鏡挿入時に空気を入れるため | ガスを排出しやすい姿勢をとる |
腹痛がある | 腸が刺激を受ける | 休息をとり、痛みが強ければ医師に連絡 |
少量の出血 | ポリープ切除などを行った場合 | 出血が続くときは早めに受診 |
多くの方は検査当日に帰宅でき、翌日から通常の生活に戻ることが可能です。
検査後の食事
検査後は腸がデリケートな状態の可能性があり、検査当日や翌日は、消化に良い柔らかい食事やスープなどを中心にして、急激に胃腸へ負荷をかけないことが望ましいです。
ポリープ切除などの処置が行われた場合は、医師の指示に従って食事内容を調節してください。
- 消化に優しい食事 (おかゆ、スープ、うどんなど)
- 刺激物やアルコールはしばらく避ける
- 十分な水分補給を心がける
結果説明とアフターケア
検査後に医師から説明がある場合は、撮影した画像や切除した組織の検査結果について話を聞く機会を得られ、疑問点や今後のフォローアップなど、気になることをしっかり確認しておくと良いでしょう。
再検査や別の検査を提案された場合でも、早期に判断して行動することで負担を減らせる可能性があります。
3日前からの食事制限を守るメリット
大腸内視鏡検査で腸内をきれいにしておくメリットは、検査の精度が上がるだけではありません。スムーズに検査を受け終えることで、患者の負担を減らし、結果的に時間や費用の面でもメリットが得られる場合があります。
再検査のリスクを低減
食事制限や下剤の飲み方が不十分で腸内に便が残っていた場合、病変が見えにくくなり、再検査を要するケースがあります。再度同じ手間をかける必要が出てくるため、初回の検査でしっかり腸を洗浄しておくことが大切です。
検査中の苦痛を軽減
腸に便が残っていると、検査を進める際にカメラを動かしながら追加の洗浄を行わなければならない場合があり、そうなると検査時間が長引いてしまい、負担が増える可能性があります。
3日前から食事を調整し、腸を空に近い状態にしておけば、比較的スムーズに検査を終えやすいです。
医師とのコミュニケーション向上
3日前からの食事制限や前日の下剤服用など、普段の生活習慣とは違う行動をとる中で、疑問や不安を感じる方もいるでしょう。そうしたときに遠慮せず医師に質問することで、症状に応じたアドバイスを受けやすくなります。
良好なコミュニケーションが取れると検査全体の満足度が高まり、今後も定期的な検査を検討するときのハードルが下がるかもしれません。
3日前からの食事調整で得られる主なメリット
メリット | 内容 |
---|---|
再検査を防ぐ | 便残りによる視野不良を回避しやすい |
検査時間の短縮 | 追加の洗浄が不要になりやすい |
検査精度の向上 | 腸壁がはっきり見え、ポリープや炎症を発見しやすい |
ストレス軽減 | 検査の不安要素を減らし、結果に安心感を得る |
よくある質問
大腸内視鏡検査の準備について、患者さんから寄せられる疑問や不安は多岐にわたります。ここでは、よくある質問を取り上げて回答していきます。
- 3日前から食事制限を始めるのが難しいときはどうすればいいですか?
-
生活リズムや仕事の都合で、食事制限をきっちり守るのが難しい場合があり、最低限のポイントとして、繊維質の多い食品や固い肉、種子類などを避けることを優先してください。
アドバイスが必要なときは医師や看護師に相談し、個々のライフスタイルに合わせた調整を考えられます。
- もともと便秘がちな場合、下剤の服用だけで大丈夫でしょうか?
-
便秘が強い方は、下剤の効果を最大限得るために早めの段階から腸を整えておくことが重要で、場合によっては、通常の下剤以外の方法や早めの調整が考えられます。
検査を予約するときに便秘であることを伝えると、個別の対応を提案してもらえる可能性があります。
- 水分はどのくらい摂ってもいいのでしょうか?
-
医師から特に指示がない限り、水やお茶、経口補水液などで適度に水分補給を行うことはおすすめですが、糖分が多いジュースや炭酸飲料、アルコールなどは避けたほうが腸の負担を減らせます。
飲みすぎや時間帯には注意し、指示があればそれを守ってください。
- 大腸内視鏡検査と一緒に胃カメラも受けることは可能でしょうか?
-
医療機関によっては、同日に大腸内視鏡検査と胃カメラを同時に受けられることがあります。
全身麻酔や鎮静を併用して短時間で両方の検査を終えるメリットがありますが、事前にスケジュールや体調を医師と相談する必要があります。同日の検査には負担やリスクもあるため、医師の判断を確認しましょう。
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