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便秘と腸の痛みが続くときに受けるべき検査

便秘と腸の痛みが続くときに受けるべき検査

「最近、お腹の調子が悪く、便秘と腸の痛みが続いているけれど、どんな検査を受ければいいのだろう」と悩んでいませんか。

腸が痛い便秘の状態は多くの方が経験する可能性がありますが、原因は様々です。

この記事では、便秘と腸の痛みが続く場合に考えられる原因や、医療機関でどのような検査を行うのか、そして検査後の対応について、分かりやすく解説します。

目次

便秘と腸の痛みが同時に起こる主な原因

便秘と腸の痛みが一緒に現れる場合背景にはいくつかの要因が考えられ、単なる一時的な不調、もしくは何らかの体のサインかもしれません。

生活習慣の乱れと腸内環境の悪化

現代社会において不規則な食生活、運動不足、睡眠不足などは珍しくなく、生活習慣の乱れは腸の働きを鈍らせ、便秘を起こす大きな原因です。

また、食物繊維の摂取不足や水分不足は、便が硬くなり排泄しにくくなる直接的な要因です。

腸内には多様な細菌が生息しており、バランスを保つことで腸の健康が維持されますが、偏った食事やストレスなどにより腸内環境が悪化すると悪玉菌が増加し、腸の動きが悪くなったり、ガスが溜まりやすくなったりし、腹痛や便秘を招きます。

腸内環境に影響を与える要因

要因腸への影響具体的な例
食事内容善玉菌・悪玉菌のバランス変化食物繊維不足、脂質の多い食事
運動習慣腸の蠕動運動の低下デスクワーク中心、運動不足
睡眠パターン自律神経の乱れを介した影響不規則な睡眠時間、睡眠の質の低下

ストレスと自律神経の不調

腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。

自律神経には、体を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経があり、バランスを取りながら機能していて、強いストレスを受けたり、慢性的なストレス状態が続いたりすると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

特に、副交感神経の働きが弱まると腸の蠕動運動が低下し、便秘になりやすく、また、ストレスは腸の知覚過敏を起こし、少しの刺激でも痛みを感じやすくなります。

特定の疾患が隠れている可能性

便秘と腸の痛みが長期間続く場合や、症状が強い場合には、何らかの消化器疾患が隠れている可能性も考慮する必要があります。例えば、過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスなどが関連して便秘や下痢、腹痛を繰り返す疾患です。

また、大腸がんや炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)といった重篤な疾患でも、便秘や腹痛の症状が現れることがあります。

注意すべき消化器疾患

  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • 憩室炎

薬剤の副作用による影響

服用している薬の副作用として、便秘や腹痛が起こることもあります。一部の痛み止め(オピオイド系鎮痛薬)、抗うつ薬、抗コリン薬、カルシウム拮抗薬(降圧薬の一種)、鉄剤などは、副作用として便秘を起こすことが知られています。

また、抗生物質の使用により腸内細菌のバランスが崩れ、便秘や下痢、腹痛が生じることもあります。

もし、新しい薬を飲み始めてから症状が現れた場合は、薬が原因である可能性も考えられますので、医師や薬剤師に相談することが大切です。

放置すると危険?便秘と腸の痛みが続くリスク

便秘や腸の痛みは多くの方が一度は経験する症状かもしれませんが、長期間続いたり、日常生活に支障をきたすようになった場合は、注意が必要です。

重篤な消化器疾患への進行

便秘や腸の痛みの背後には、時に重篤な消化器疾患が隠れていることがあり、大腸がんの場合、初期には自覚症状が乏しいこともありますが、進行すると便秘や腹痛、血便などの症状が現れます。

炎症性腸疾患も放置すると症状が悪化し、腸管の狭窄や穿孔などの合併症を起こすリスクがあるので、早期に発見し、適切な治療を開始することが、その後の経過を大きく左右します。

進行すると問題となる疾患

疾患名主な初期症状進行した場合のリスク
大腸がん便通異常、血便、腹痛転移、腸閉塞、生命への影響
炎症性腸疾患下痢、血便、腹痛、体重減少腸管狭窄、穿孔、栄養障害
慢性便秘症排便困難、残便感、腹部膨満痔、腸閉塞(まれ)

全身への影響と合併症の可能性

長引く便秘は、腸内だけでなく全身にも影響を及ぼすことがあり、便が腸内に長時間滞留すると、腸内環境が悪化し、有害物質が産生されやすくなります。

有害物質が体内に吸収されると、肌荒れや頭痛、肩こり、疲労感などの不調を起こすことがあり、また、強くいきむことで痔になったり、血圧が上昇したりすることもあります。

高齢者の場合便秘が原因で食欲不振となり、低栄養状態に陥ることもあるので、ただの便秘と軽視せず、ケアを行うことが大切です。

自分でできること 日常生活での対処法と注意点

便秘や腸の痛みの改善、予防のためには、日々の生活習慣を見直すことが基本で、医療機関を受診する前に、あるいは受診と並行して、自分でできることも多くあります。

食生活の見直しと改善点

腸の健康は毎日の食事内容に大きく左右され、腸が痛い便秘に悩む方は、まず食生活を見直しましょう。バランスの取れた食事を心がけることが、腸内環境を整え便通を改善するための第一歩です。

食物繊維の積極的な摂取

食物繊維は、便の量を増やして腸の蠕動運動を促し、便通をスムーズにする働きがあります。

食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」の2種類があり、どちらもバランス良く摂取することが大切です。

水溶性食物繊維は、善玉菌のエサとなり腸内環境を整える効果も期待でき、不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸を刺激し、排便を促します。

食物繊維を多く含む食品

食物繊維の種類多く含む食品期待される働き
水溶性食物繊維海藻類(わかめ、昆布)、果物(りんご、バナナ)、こんにゃく、大麦便を柔らかくする、善玉菌を増やす
不溶性食物繊維穀類(玄米、全粒粉パン)、豆類(大豆、小豆)、野菜(ごぼう、きのこ類)便のカサを増やす、腸を刺激する

水分補給の重要性

便の約70~80%は水分で構成されています。水分が不足すると便が硬くなり、排泄しにくくなり、特に、不溶性食物繊維を多く摂取する際は、十分な水分補給を心がけないと、かえって便秘が悪化することもあるため注意が必要です。

1日に1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を摂りましょう。朝起きたときにコップ1杯の水を飲むことは、腸を刺激して排便を促す効果も期待できます。

発酵食品とプロバイオティクス

ヨーグルトや納豆、味噌、キムチなどの発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌(プロバイオティクス)が含まれています。善玉菌を積極的に摂取することで腸内環境を整え、便秘の改善に役立つことがあります。

また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を一緒に摂ることで、より効果的に腸内環境の改善が期待できます。

適度な運動習慣の導入

運動不足は腸の蠕動運動を低下させ、便秘の一因です。ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの適度な運動は、血行を促進し、腸の動きを活発にする効果があります。

腹筋を鍛える運動は排便時にいきむ力をサポートするため、便秘解消に役立ちます。日常生活の中で、エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、少しでも体を動かす機会を増やすことから始めましょう。

日常生活で取り入れやすい運動

  • ウォーキング(1日30分程度)
  • 軽いジョギング
  • 腹筋運動や体幹トレーニング
  • ヨガやストレッチ

ストレスマネジメントとリラックス法

ストレスは自律神経のバランスを乱し腸の機能に悪影響を与えるので、自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身をリラックスさせることが大切です。

十分な睡眠をとる、趣味の時間を楽しむ、ゆっくりと入浴する、深呼吸をするなども効果的で、また、排便の習慣をつけることも重要になります。

医療機関を受診する目安とは

便秘や腸の痛みが続く場合、どのタイミングで医療機関を受診すべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、受診を検討する目安について説明します。

こんな症状が出たら早めに相談

以下のような症状がみられる場合は、早めに消化器内科などの医療機関を受診してください。単なる便秘や機能的な痛みではなく、何らかの器質的な疾患が隠れているサインである可能性があります。

受診を急ぐべき症状

症状考えられる背景
急激な体重減少悪性腫瘍、吸収不良症候群など
血便(鮮血、黒色便)大腸がん、炎症性腸疾患、消化管出血など
激しい腹痛、持続する腹痛腸閉塞、虫垂炎、憩室炎、穿孔など
発熱を伴う腹痛や便秘感染性腸炎、憩室炎など
50歳以上で初めて便秘になった、または便通異常が続く大腸がんのリスク上昇

市販薬で改善しない場合の判断

便秘に対して市販薬を使用している方もいるでしょう。

一時的な便秘であれば市販薬で症状が改善することもありますが、長期間使用しても症状が改善しない場合や、薬をやめるとすぐに再発する場合、市販薬の使用でかえって腹痛が悪化するような場合は、医療機関を受診しましょう。

市販薬の中には、長期連用により腸の機能を低下させる可能性があるので注意が必要です。

検査を受けることの重要性

便秘や腸の痛みの原因は多岐にわたるため、検査を受けることで症状の原因を特定し、適切な治療方針を立てられます。また、重篤な疾患が隠れていないかを確認することも、検査の重要な目的の一つです。

消化器内科で行う主な検査の種類と内容

消化器内科では便秘や腸の痛みの原因を調べるために、様々な検査を行いますが、どの検査を実施するかは、患者さんの症状や年齢、既往歴などを総合的に判断して決定します。

問診と身体診察

まず、医師が患者さんから詳しく症状について話を聞きます。いつから症状があるのか、どのような痛みか、便の状態、食事内容、生活習慣、既往歴、家族歴、服用中の薬など、診断の手がかりとなる情報を収集します。

その後、腹部の聴診や触診などの身体診察を行い、お腹の状態を確認し、お腹の張り具合、圧痛の有無、しこりの有無などを調べます。

問診で確認する主な項目

項目確認する内容
症状の経過発症時期、持続期間、症状の変化
便の状態頻度、形状(硬さ、太さ)、色、血液の付着
腹痛の性質部位、種類(鈍痛、疝痛など)、強さ、持続時間
随伴症状発熱、嘔吐、体重減少、食欲不振など
生活習慣食事内容、運動習慣、睡眠、ストレス状況

血液検査でわかること

血液検査は、全身状態を把握し、炎症の有無や貧血、臓器の機能などを調べるために行います。

便秘や腸の痛みの原因特定に直接つながるわけではありませんが、他の疾患の可能性をスクリーニングしたり、治療方針を決定する上で重要な情報です。

炎症反応の確認

白血球数やCRP(C反応性タンパク)などの項目を調べることで、体内に炎症が起きていないかを確認します。腸炎や憩室炎などの炎症性疾患が疑われる場合に参考になります。

貧血の有無

ヘモグロビン値などを測定し、貧血の有無を調べます。消化管からの慢性的な出血(例えば、大腸がんや潰瘍など)があると、貧血が進行することがあります。便秘とともに貧血が見られる場合は、より詳細な検査が必要です。

肝機能・腎機能の評価

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの肝機能検査や、クレアチニンなどの腎機能検査も行い、臓器に異常がないかを確認します。薬物療法を行う際の薬剤選択や、全身状態の評価に役立ちます。

便検査(便潜血検査など)

便検査は、便の状態を直接調べる検査で、代表的なものが便潜血検査です。これは、便の中に目に見えない微量の血液が混じっていないかを調べるもので、主に大腸がんのスクリーニングとして行われます。

陽性だった場合は、精密検査として大腸内視鏡検査が必要になり、その他、細菌培養検査や寄生虫検査など、感染が疑われる場合に行うこともあります。

便検査の種類と目的

検査名主な目的どのような場合に有用か
便潜血検査消化管出血の有無(特に大腸がんスクリーニング)症状がない場合の検診、便通異常がある場合
便細菌培養検査病原性細菌の特定感染性腸炎が疑われる場合(下痢、発熱など)
便中カルプロテクチン腸管の炎症の程度の評価炎症性腸疾患の診断補助や活動性評価

画像検査(腹部超音波検査、CT検査)

画像検査はお腹の中の状態を視覚的に評価する検査で、腹部超音波検査(エコー検査)は、超音波を使って内臓の形態や血流などを観察します。腸管の動きや厚み、腹水の有無、胆石や肝臓の異常などを調べられます。

腹部CT検査は、X線を使って体の断面像を撮影する検査で、より詳細な情報を得られ、腸閉塞や腫瘍、炎症の広がりなどを評価するのに有用です。

内視鏡検査(大腸カメラ)の実際

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から細いカメラを挿入し、直腸から盲腸までの大腸全体を直接観察する検査で、ポリープやがん、炎症などの病変を早期に発見できます。

また、検査中に疑わしい部分があれば組織を採取して病理検査(生検)を行ったり、小さなポリープであればその場で切除することも可能です。便秘や腸の痛みの原因を特定する上で、非常に重要な検査の一つになります。

大腸内視鏡検査で確認できること

  • ポリープの有無、大きさ、形状
  • がんの早期発見
  • 炎症の部位、程度(炎症性腸疾患など)
  • 憩室の有無

検査結果に応じた一般的な治療方針

各種検査の結果、便秘や腸の痛みの原因が明らかになった場合、それに応じた治療が行われます。原因や症状の程度によって治療方針は異なりますが、ここでは一般的なアプローチについて説明します。

生活習慣指導と食事療法

多くの便秘や機能的な腹痛の場合、まずは生活習慣の改善や食事療法が基本です。医師や管理栄養士から、食事内容(食物繊維の増やし方、バランスの取れた食事など)や運動習慣、排便習慣に関するアドバイスを受けます。

食事療法のポイント

ポイント具体的な内容期待される効果
食物繊維の摂取野菜、果物、海藻、きのこ類を積極的に摂る便量増加、腸の蠕動運動促進
十分な水分補給1日1.5~2リットルを目安にこまめに飲む便を柔らかくする
規則正しい食事時間1日3食、決まった時間に食べる腸の活動リズムを整える

薬物療法による症状緩和

生活習慣の改善だけでは症状が十分に改善しない場合や、症状が強い場合には、薬物療法が行われ、便秘に対しては、便を柔らかくする薬(緩下剤)や、腸の動きを刺激する薬などが用いられます。

痛みが強い場合には、鎮痙薬や消化管機能調整薬などが処方されることもあり、過敏性腸症候群など、特定の疾患に対しては、病態に合わせた薬が選択されます。

原因疾患に対する専門的な治療

検査の結果、大腸がんや炎症性腸疾患、重度の憩室炎などの器質的な疾患が見つかった場合は、それぞれの疾患に応じた専門的な治療が必要です。大腸がんであれば、内視鏡治療や手術、化学療法、放射線治療などが検討されます。

炎症性腸疾患であれば、薬物療法(5-ASA製剤、ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤など)が中心です。

経過観察と定期的なフォローアップ

治療によって症状が改善した後も、再発予防や状態の確認のために、定期的な経過観察やフォローアップが必要となる場合があります。特に慢性的な疾患の場合や、ポリープを切除した後などは、定期的な検査を受けることが推奨されます。

検査に関するよくある質問

便秘や腸の痛みで医療機関を受診し、検査を勧められた際に様々な疑問や不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、特に大腸内視鏡検査などに関してよく寄せられる質問とその一般的な回答を紹介します。

大腸カメラは痛いですか?苦しいですか?

検査中に空気を腸内に入れて膨らませるため、お腹の張りや不快感を感じることがあり、また、カメラが腸の曲がり角を通過する際に、一時的に痛みを感じることもあります。

しかし、鎮静剤(眠くなる薬)や鎮痛剤を使用して、リラックスした状態で検査を受けられるように配慮している施設が多いです。

検査前に食事制限はありますか?

大腸内視鏡検査を受ける前には、正確な観察のために腸内をきれいにする必要がありますので、食事制限があります。通常、検査前日の食事は、消化の良いもの(おかゆ、うどん、白身魚、豆腐など)を指示されます。

繊維の多い野菜やきのこ類、種のある果物、脂質の多い肉類などは避けるように言われ、検査当日は、朝食を摂らずに(水分は可の場合あり)、下剤を服用して腸内を空にします。

検査結果はいつ頃わかりますか?

大腸内視鏡検査の場合、モニターで腸内の様子を直接観察するため、検査中あるいは検査直後に医師から大まかな説明があることが一般的です。

ポリープを切除したり、組織を採取して病理検査(生検)に出したりした場合は、詳細な結果が出るまでに1~2週間程度かかることがあります。

血液検査や便検査の結果も、検査項目によりますが、数日から1週間程度で判明することが多いです。

検査費用はどのくらいかかりますか?

大腸内視鏡検査の場合、観察のみであれば自己負担3割で1万円~2万円程度、ポリープ切除などを行うとさらに費用が加算されることが一般的です。

血液検査や超音波検査なども、それぞれ数千円程度の自己負担が生じます。あくまで目安ですので、正確な費用については、検査を受ける医療機関に事前に確認してください。

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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