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大腸菌の役割 腸内環境の整え方

大腸菌の役割 腸内環境の整え方


私たちのからだの中には、数多くの菌が存在し、それぞれが多面的なはたらきを担っています。大腸菌は腸内細菌の代表的な種類の1つであり、多くの人が一度は耳にしたことがある名前でしょう。

一般的に「大腸菌」と聞くと、食中毒や下痢などの悪いイメージをもたれがちですが、健康を維持するために必要なビフィズス菌や乳酸菌、そしてさまざまな腸内細菌とともに、私たちの体内で複雑なバランスを保っています。

この記事では、大腸菌をはじめとした腸内細菌の基礎知識から善玉菌・悪玉菌との関係、腸内フローラや腸内環境の整え方まで、幅広い情報をわかりやすく解説し、病気との関連や予防策についても考えます。

目次

大腸菌の基礎を見直す

私たちが「大腸菌」と呼ぶ細菌には、多くの種類があり、腸内には多くの微生物が生息し、それぞれのはたらきは多岐にわたります。ここでは、大腸菌の特徴や腸内環境における存在意義をあらためて整理します。

大腸菌とはどんな細菌か

大腸菌はヒトや動物の大腸に生息する代表的な細菌で、大腸菌そのものは数多くの株が存在し、そのすべてが悪いはたらきをするわけではなく、多くの株は腸内のバランス維持に関係しています。

しかし、腸管出血性大腸菌(O157やO111など)は毒素を作り出し、下痢や血便、重い場合は合併症を招くこともあるため注意が必要です。

腸内における大腸菌の役割

腸内に存在する大腸菌の多くは、私たちの消化の過程に深くかかわっていて、また、ビタミン類の生成に寄与するとされる研究もあります。大腸菌は悪玉菌ばかりと思われがちですが、体に有益なはたらきをもつ種類もあるのです。

腸にはおよそ数百兆個ともいわれる腸内細菌があり、これらの細菌が互いに影響を与えあいながらバランスを保ち、人の健康維持に役立っています。

病原性大腸菌の特徴

大腸菌の中には、腸管出血性大腸菌や腸管病原性大腸菌のように強い毒素を放出するものがあり、発熱や激しい下痢、腹痛などを引き起こす病気の原因です。

腸管出血性大腸菌は血便や溶血性尿毒症症候群(HUS)など重篤な症状を伴うことがあり、集団食中毒の原因として話題になることもあります。

一方ですべての大腸菌が悪玉菌というわけではなく、共生関係を保っている場合は健康に大きな害を及ぼさないので、大腸菌そのものを一括りにして「悪い菌」と考えるのは正しくありません。

大腸菌と衛生管理

病原性の大腸菌が増殖すると、食中毒などのトラブルが起こり、加熱が不十分な肉や二次汚染した食材を口にしてしまうことが原因として挙げられ、下痢や腹痛を引き起こす状況も見受けられます。

家庭や飲食店での食品管理においては、肉類を調理する器具や食材を扱う手指をこまめに洗浄し、十分な加熱調理を行うなどの方法が大切です。

大腸菌をはじめとする病原性細菌と特徴

細菌名主な症状感染経路主な特徴
腸管出血性大腸菌(EHEC)血便、下痢、腹痛など汚染された食品や二次感染強い毒素による重篤症状を招く
サルモネラ属菌腹痛、下痢、嘔吐、発熱汚染された食肉や卵など熱に弱いが、広く分布
カンピロバクター属菌腹痛、下痢、嘔吐、発熱加熱不十分な鶏肉など少量で発症しやすい
ウェルシュ菌激しい腹痛、下痢大量調理後の常温放置酸素の少ない環境で増殖
黄色ブドウ球菌嘔吐、腹痛、下痢汚染された食品や手指耐熱性の毒素を産生

上記のような代表的な病原性細菌は、正しい処理や加熱調理によって感染リスクを低減でき、大腸菌を含む多くの細菌は、適温下で急速に増殖するため、食品を常温で長時間放置しないように注意してください。

腸内細菌の種類を理解する

腸内細菌は、大きく善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌の3つに分類され、それぞれの特徴やはたらきを整理し、大腸との関係にも触れてみましょう。

善玉菌の役割

善玉菌は、ビフィズス菌や乳酸菌を代表とする腸内細菌で、乳酸や酢酸などを産生して腸内をやや酸性に保ち、腐敗を起こす悪玉菌の増殖を抑えるはたらきがあります。

さらに、善玉菌は免疫機能やビタミン合成に深くかかわるため、健康を維持するうえで重要です。

悪玉菌の特徴

悪玉菌には、ウェルシュ菌や病原性大腸菌などが含まれ、これらの細菌はタンパク質を腐敗させ、有毒な物質やガスを発生させやすい性質をもっています。

悪玉菌が増殖すると便通への悪影響が生じ、腹部膨満感や便秘、下痢などの不調につながります。

日和見菌とは何か

日和見菌は、善玉菌と悪玉菌のどちらが優勢かによって性質が変わる細菌群です。

普段は大きな悪影響を及ぼさず、腸内フローラのバランスが整っていれば善玉菌寄りのはたらきをしますが、悪玉菌が大きく増えると日和見菌も悪玉菌寄りにはたらくため、腸内環境が乱れてしまいます。

多様な腸内細菌のバランス

腸にはこれらのほかにも数え切れないほど多くの細菌が生息していて、それぞれが複雑に関わりあいながら消化吸収や免疫維持に貢献しています。腸内バランスを保つためには、善玉菌を増やす食習慣や生活習慣が大切です。

腸内細菌の分類一覧

分類代表的な菌種主なはたらき(または性質)
善玉菌ビフィズス菌、乳酸菌腸内環境を酸性に保ち、腐敗や病気の原因となる菌の増殖を抑える
悪玉菌ウェルシュ菌、大腸菌(病原性株)腐敗を促進し、有毒物質を作ることで腸内を乱す
日和見菌バクテロイデスなど善玉・悪玉のどちらが優勢かで性質が左右される

大腸菌と善玉菌・悪玉菌の関係

大腸菌は悪玉菌に分類されることが多いですが、前述のとおり必ずしもすべてが人体に悪いわけではありません。むしろ「いわゆる普通の大腸菌」は、他の細菌とバランスを保ちながら体内に存在しています。

大腸菌が悪影響を及ぼすとき

病原性大腸菌が増加すると、下痢や腹痛などの症状が生じやすくなり、原因としては以下のような状況が考えられます。

大腸菌が増加しやすい状況

  • 高温多湿の環境で食品を常温放置した場合
  • 調理器具を通じた二次感染
  • 十分に加熱されていない肉や魚、卵の摂取
  • 体の免疫力が低下しているとき

こうした状況になると、悪玉菌が勢力を広げやすくなり、日和見菌までもが悪い方向にはたらく可能性があります。

大腸菌と善玉菌が共存するメリット

人体に悪さをしない大腸菌は、ほかの腸内細菌と共生しながらビタミンKやビタミンB群の産生に関わるともいわれています。

善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌と大腸菌が適切に共存することで、腸内フローラを維持し、便通を整えたり免疫をサポートしたりするなどの効果が期待できます。

大腸菌と悪玉菌が増加する原因

悪玉菌を含む有害な菌が増える直接の原因は、糖質や脂質に偏った食生活、食物繊維や野菜不足、ストレスなどが挙げられ、腸内の酸度が低下すると、腐敗を促進する菌が増殖しやすくなります。

食品や水の衛生状態が悪ければ、病原性の大腸菌が外部から侵入し、腸内環境を乱すこともあります。

大腸菌をめぐる誤解と正しい理解

よく「大腸菌は悪い菌だから、全部なくしてしまったほうが良い」という誤解がみられますが、私たちの腸内は多様な菌の共存によって成り立っています。

大腸菌を含めて「すべての菌を排除する」ことは実際には不可能なだけでなく、免疫や栄養代謝のバランスを崩すおそれがあるので注意が必要です。

腸内菌の存在に関する正しい理解

誤解正しい理解
大腸菌はすべて悪い病原性株以外には問題ないものも多く、健康維持に関与する種類もある
善玉菌だけいれば健康になれる善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスが重要で、悪玉菌もごく少量なら問題がない
菌はなるべく体外に排出したほうが良い過剰な排出は免疫や栄養代謝に影響し、かえって病気にかかりやすくなる可能性がある
食物繊維や発酵食品だけ摂取すれば大丈夫バランスの良い食事やストレス管理、適度な運動も一緒に心がけることで腸内フローラをより整えやすくなる

腸内フローラと健康との深いつながり

腸内細菌の集まりを腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼び、私たちの体内には膨大な数の細菌が棲みつき、その総量は1〜2kgにもなるともいわれます。腸内フローラが整っている状態は、体や心の健康に良い影響を与えると考えられています。

腸内フローラと免疫の関係

腸は免疫の要といわれるほど、体の免疫機能に大きく関与し、腸内細菌のバランスが良いほど、体は外部からの有害な菌やウイルスに抵抗できるようになりやすいです。

悪玉菌が優勢になると、免疫が弱まりやすくなり、病気にかかりやすくなることが示唆されています。

腸内フローラが乱れると起こりやすい症状

腸内フローラが乱れると、以下のような症状がみられやすくなります。

腸内フローラの乱れで生じる症状

  • 下痢・便秘などの便通異常
  • 腹痛やおなかの張り
  • 肌荒れや疲労感
  • 精神的ストレスの増加

これらは一時的な食べ過ぎやストレスでも起こりますが、長期的に続くと生活の質が低下し、さまざまな病気に発展するおそれがあります。

健康長寿とのかかわり

腸内フローラのバランスが良好なヒトほど、血中コレステロールや血糖値などが安定する可能性が示唆されています。

また、最近の研究では、腸内フローラと脳機能の関連も注目され、精神的な健康維持にとっても腸の状態は大切だと考えられています。

大腸菌と腸内フローラ研究の最新動向

大腸菌を含む腸内細菌に関する研究は世界中で進んでいて、病気の原因菌を特定して対処するだけでなく、良い菌を増やすことで免疫機能を高めるなど、新しい治療や予防法への応用が行われてきました。

今後ますます詳しいメカニズム解明が期待される分野でもあり、一人ひとりに合った腸内管理法の確立を目指しています。

腸内フローラと健康に関する研究分野の例

分野主な目的期待される応用
プロバイオティクス研究善玉菌を食品やサプリメントで取り入れる免疫の強化、便通の改善、メンタルヘルスのサポートなど
プレバイオティクス研究善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖の摂取方法の検討腸内細菌のバランスを改善し、生活習慣病リスクを低減
メタゲノム解析腸内細菌の遺伝子を包括的に解析して種類や数を特定各個人に合った食事・治療法の提案など個別化医療への応用
バクテリオファージ(ウイルス)の応用特定の病原性細菌を狙って減らす方法の開発病原性大腸菌や耐性菌などを標的とした新しい感染症対策

腸内環境を整える食事と生活習慣

腸内細菌のバランスを維持するためには、食事や生活習慣を整えることが近道で、大腸菌だけでなく、ビフィズス菌や乳酸菌などを増やすような意識づけが重要です。

食物繊維を意識した食事

野菜、果物、海藻、キノコ類などに多く含まれる食物繊維は、善玉菌の増殖をサポートし、とくに水溶性食物繊維は腸内を通過する間に乳酸菌やビフィズス菌のエサとなり、腸内環境を酸性に傾けます。

一方の不溶性食物繊維も便のカサを増やし、排便を促すため、どちらもバランスよく摂取することが望ましいです。

食物繊維を多く含む代表的食品

  • ごぼう、れんこん、にんじんなどの根菜
  • りんご、バナナ、キウイなどの果物
  • わかめ、ひじき、もずくなどの海藻類
  • 豆類やきのこ類

発酵食品と乳酸菌の利用

ヨーグルトやチーズ、納豆、味噌、醤油といった発酵食品は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含み、定期的に食べることで、腸内細菌のバランスが保たれやすくなります。

摂取し続けることが重要であり、一度に大量に食べれば劇的に改善するわけではありません。

ストレス管理と運動の大切さ

ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、腸のぜん動運動や消化機能にも影響を与えます。適度な運動や趣味の時間を設けるなど、ストレスを軽減する習慣を取り入れることが腸内フローラの維持にも役立つとされています。

腸内環境に悪影響を及ぼす行動を避ける

高脂肪・高糖質の食事ばかり摂取したり、アルコールを過剰に飲んだりすると、腸内のバランスが崩れやすくなり、また、喫煙は血流だけでなく腸内環境にも悪い影響をもたらします。

腸内環境を整える実践的な手法

手法具体例期待される効果
バランスの良い食事食物繊維や発酵食品、野菜、果物、良質なタンパク質を組み合わせた献立善玉菌の増加、便通の安定
規則正しい生活毎日決まった時間に食事・睡眠を取る自律神経の安定、胃腸のリズムを保つ
適度な運動ウォーキング、軽い筋トレ、ヨガなど血流や腸のぜん動運動の促進
ストレス発散趣味を楽しむ、リラックスする時間を確保自律神経バランスを整え、腸内環境を保ちやすくする
水分補給毎日1.5〜2リットル程度の水やお茶を飲む腸内の水分を保ち、便の通過を助ける

大腸菌に関連する病気と対処法

大腸菌は私たちの体内に自然に存在していますが、病原性株は深刻な症状を引き起こすことがあり、ここでは、大腸菌にかかわる代表的な病気とその対処法を紹介します。

腸管出血性大腸菌(O157など)

腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素と呼ばれる強い毒素を産生し、下痢や血便が特徴で、重症の場合はHUS(溶血性尿毒症症候群)に至ることもあります。特に子どもや高齢者など免疫が弱い人は重症化しやすいです。

下痢や食中毒としての大腸菌感染

大腸菌が原因となる食中毒は、加熱不足の食品や二次汚染などが引き金になり、腹痛や嘔吐、下痢など症状の程度はさまざまですが、脱水などを起こすと体力が低下し、回復にも時間がかかります。

水分と電解質を摂取し、症状が重いときは医療機関の受診を検討してください。

尿路感染症との関連

大腸菌が尿道に入り込むと、尿路感染症を起こす場合があり、とくに女性は尿道が短いことから感染が起こりやすく、排尿時の痛みや頻尿、血尿などがみられます。

こまめな水分摂取と適切な排尿習慣を意識し、長時間トイレを我慢しないことが大切です。

大腸菌感染を防ぐ衛生管理

食中毒や感染症のリスクを下げるため、手洗い、調理器具の洗浄・消毒、食品の十分な加熱が大切です。生肉や魚介類、卵を扱ったあとは、まな板や包丁をしっかり洗い流し、可能であれば熱湯や消毒液で処理すると安心です。

大腸菌感染を避けるための注意点

  • 生肉、魚介類、卵は中心部までしっかり加熱する
  • 調理器具を使い回すときは洗剤と熱湯で清潔にする
  • 食材を扱う手は石けんでこまめに洗う
  • 体調不良時は無理せず早めに受診する

大腸菌と上手につきあうために

大腸菌は存在するだけで有害というわけではなく、私たちの体の中で善玉菌とともにさまざまな機能を担っていて、大腸菌とのつきあい方を理解し、腸内フローラのバランスを維持することが重要です。

大腸菌に対する正しい知識をもつ

漠然と「大腸菌は悪い」「大腸菌は病気の原因」という捉え方をするのではなく、病原性をもつ特定の種類・株が問題となる点を理解しておくと不安が軽減されます。

生活習慣の見直しと継続

腸の健康は一朝一夕では変わりません。食事や運動、ストレス管理などの生活習慣を見直しながら継続することが腸内の状態を改善します。

症状が出たときの早期対応

下痢や嘔吐、血便などの症状が続く場合は、早めに医療機関に相談してください。激しい腹痛や血便を伴う場合、腸管出血性大腸菌の感染が疑われることがあります。

免疫力を高める全身的なケア

腸内環境を整えることは免疫力を高めることにつながり、便通が改善すると全身の調子が整いやすくなり、疲れにくくなるケースもあります。

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休息と良質な睡眠など全身的なケアを意識してください。

腸内環境と免疫機能に良い習慣

習慣具体例
発酵食品の摂取ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などを毎日の食事に少量ずつ取り入れる
規則正しい生活リズム朝起きたらコップ1杯の水を飲む、毎日の就寝・起床時間を一定にする
適度な運動ウォーキング30分、軽いストレッチ、呼吸法を整えるヨガなど
ストレス対策深呼吸、趣味の時間、マインドフルネスなどを取り入れて心身をリラックスさせる

大腸菌と腸内を意識した毎日の積み重ね

大腸菌をめぐる誤解や、腸内環境の乱れによって起こる不調は、日々の生活習慣を少しずつ整えることで改善が見込めます。腸内細菌は、私たちが食べる物やストレスのかかり方などに影響され、ダイレクトに体調とつながります。

食物繊維を多めに摂り、ビフィズス菌や乳酸菌をはじめとする善玉菌を意識的に取り入れる一方、清潔な環境での調理や衛生管理を心がけることも大切です。

毎日のちょっとした積み重ねが、腸内細菌のバランスを大きく左右します。体調不良や病気のサインを見逃さず、腸内環境の大切さを意識しながら、長期的に健康を保つ取り組みを続けてください。

参考文献

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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