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大腸ポリープ切除後の出血|正常な経過と注意が必要な症状

大腸ポリープ切除後の出血|正常な経過と注意が必要な症状

大腸カメラ検査でポリープが見つかり、その場で切除治療を受けた後便に血が混じっていると「何か異常が起きたのではないか」と、不安になることでしょう。

医師から術後に出血の可能性があると説明されていても、実際に目にすると心配になるのは当然のことです。

この記事では、大腸ポリープ切除後に起こる出血について、どの程度の出血であれば心配ない正常な経過なのか、そして、どのような症状であれば速やかに医療機関に連絡すべき危険なサインなのかを詳しく解説します。

目次

大腸ポリープ切除の仕組みと出血の基本

ポリープ切除後の出血について理解するためには、まず、どのようにしてポリープを切除するのか、なぜ出血が起こりうるのかという基本的な知識を持つことが大切です。

内視鏡によるポリープ切除とは

大腸ポリープの切除は、大腸カメラ(内視鏡)を用いて行います。お腹を切る外科手術とは異なり、肛門から挿入した内視鏡の先端から特殊な器具を出して、大腸の内側からポリープを取り除く低侵襲な治療法です。

主な方法には、キノコのような茎のあるポリープの根元に金属製の輪(スネア)をかけて高周波電流で焼き切るポリペクトミーや、平坦なポリープの下に液体を注入して盛り上げてから同様に焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)などがあります。

切除した部分は人工的な潰瘍になる

重要なのは、ポリープを切除した後の大腸粘膜は単なる切り傷ではなく、電気で焼いたことによる人工的な潰瘍(かいよう)の状態になっているという点です。潰瘍は、胃潰瘍などと同じように、治るまでに一定の時間がかかります。

通常潰瘍の表面は、焼いたことによってできたかさぶた(凝血塊や焼灼組織)で覆われており、すぐに出血するのを防いでいますが、かさぶたが何らかのきっかけで剥がれると、その下にある血管から出血することがあります。

早期出血と偶発性後出血(遅発性出血)

切除後の出血は、起こるタイミングによって大きく二つに分けられます。一つは、切除中や切除直後に起こる早期出血です。

これは、処置を行った医師がその場で確認しクリップで傷口を縫縮するなどの止血処置を行うため、患者さんが退院した後に問題となることはまれです。

もう一つが、患者さんが最も不安に感じる、退院後に起こる偶発性後出血(または遅発性出血)で、治療後数日から1週間、長い場合は2週間後くらいに、かさぶたが剥がれることで起こります。

出血が起こるタイミング

出血の種類起こる時期主な対応
早期出血切除中~直後処置中に医師が内視鏡で止血する。
偶発性後出血処置後数日~2週間程度少量なら自然に止まることも多いが、量が多い場合は緊急対応が必要。

心配のない切除後の出血と正常な経過

切除後に出血があったからといって、すべてが異常というわけではありません。傷が治っていく過程でごく少量の出血がみられることは、正常な経過の一部です。

どのような状態であれば、慌てずに様子を見てよいのか、目安を知っておきましょう。

ごく少量の血液が便に付着する場合

排便後、ティッシュペーパーで拭いた際に少量の血液が付着したり、便の表面に血液が筋状に付いていたりする程度の出血は、多くの場合心配はいりません。

便が切除後の潰瘍の表面をこするように通過する際に、かさぶたの縁からわずかに出血したものである可能性が高いです。

切除後初めての排便などで見られることがありますが、出血が1回限りで腹痛などの他の症状もなければ、まずは落ち着いて様子を見ましょう。

ピンク色や赤黒い便が1~2回出る程度

便全体がうっすらとピンク色や赤黒っぽくなる場合も、少量ずつの出血が便と混ざった結果であり、すぐに出血が止まれば問題とならないことが多いです。

切除した場所が大腸の奥の方(右側結腸)であるほど、血液が排出されるまでに時間がかかるため、色は新鮮な赤色ではなく、やや黒っぽい赤色になります。

このような便が1回か2回出ただけで、その後は通常の便の色に戻り腹痛もないようであれば、正常な治癒経過の範囲内と考えてよいでしょう。

切除後のかさぶた(凝血塊)が剥がれる過程

切除後の潰瘍はかさぶたが剥がれ、その下から新しい粘膜が再生してくることで治癒します。かさぶたが剥がれ落ちるタイミングは、通常切除後1週間前後です。この時、かさぶたと一緒にごく少量の出血を伴うことは珍しくありません。

これは、傷が治るための自然な現象の一部です。多くの場合、かさぶたが剥がれた後の血管はすでに細く閉じているため、出血はすぐに自然に止まります。

心配の少ない出血のサイン

便の状態考えられる状況
ティッシュに血液が付着する程度ごくわずかな接触による出血。
便の表面に血液が筋状に付着便の通過による一時的な出血。
ピンク色や赤黒い便が1~2回程度少量の出血が便と混ざったもの。

医療機関への連絡が必要な危険な出血のサイン

切除後の出血の中には、緊急の対応を要する危険なサインもあります。正常な経過との違いを見極め、治療を受けた医療機関へ連絡することが大切です。

便器が真っ赤になるような持続的な出血

排便時に、便器の水が鮮血で真っ赤に染まるような出血が続く場合は、比較的太い血管から活動性の出血が起きている可能性が高く、自然に止まることが期待しにくい危険な状態です。

出血量が多いと、貧血が進行し血圧が低下するなど、全身状態に影響を及ぼす可能性があります。一度だけでなく、トイレに行くたびに同様の出血が見られる場合は、緊急の止血処置が必要です。

何度も繰り返し血液のかたまりが出る

レバーのような血液のかたまり(凝血塊)が、何度も続けて排出される場合も注意が必要です。これは、腸管内である程度の量の出血が起こり、それが溜まって固まったものであることを示唆します。

出血が続いている証拠であり、出血量も少なくない可能性があります。出血が止まっていれば、かたまりが出た後はおさまりますが、腹痛を伴いながら繰り返し出る場合は危険なサインと捉えるべきです。

強い腹痛や発熱、吐き気を伴う場合

出血に加えて我慢できないほどの強い腹痛や、38度以上の発熱、吐き気・嘔吐といった症状が現れた場合、特に注意が必要です。

これは単なる出血ではなく、大腸の壁に穴が開いてしまう穿孔(せんこう)や、腹膜炎を起こしている可能性を示唆する、極めて危険なサインです。

穿孔は、切除時の電気の熱が腸の壁に深く及びすぎた場合に起こりうる、最も重篤な合併症の一つで、一刻も早い緊急対応が必要となります。

危険なサインのまとめ

症状考えられる状態緊急度
持続的に便器が真っ赤になる出血活動性の動脈性出血高い
レバー状の血塊が頻回に出るまとまった量の出血高い
強い腹痛、発熱穿孔、腹膜炎の疑い極めて高い
めまい、冷や汗、意識が遠のく出血による貧血、ショック状態極めて高い

めまいやふらつき、冷や汗といった全身症状

出血量が多くなると体の中を循環する血液が不足し、貧血の状態になり、立ち上がった時のめまいやふらつき、顔面蒼白、冷や汗、動悸、息切れといった全身症状が現れます。

体が危険な状態に陥っているサインであり、血圧が低下するショック状態に至る可能性もあります。便の色にかかわらず、このような全身症状が出た場合は出血量がかなり多いと考え、直ちに医療機関に連絡し指示を仰いでください。

なぜ起こるのか ポリープ切除後出血の原因

偶発性後出血は、なぜ起こってしまうのでしょうか。出血のリスクを高める要因を知ることは、切除後の生活で何に気をつけるべきかを理解する上で役立ちます。

切除時に使用する高周波電流の影響

ポリープの切除では高周波電流を用いて組織を焼き切ると、熱によって血管が塞がれ一時的に止血されます。しかし、この熱によるダメージが、血管の壁を脆くすることがあります。

その後傷が治る過程で、この脆くなった血管壁が血圧の変動などに耐えきれずに破綻し、後出血を起こすことがあります。

医師は出血リスクが高いと判断した場合には、あらかじめクリップで傷口を縫い合わせるなどの予防措置をとりますが、リスクをゼロにはできません。

固い便の通過による物理的な刺激

切除後の潰瘍部分に硬くて太い便が通過すると、物理的な刺激でかさぶたが無理に剥がされてしまい、出血の原因となることがあり、便秘気味の方は注意が必要です。

排便時に強くいきむことも、腹圧を上昇させ、血圧を上げて血管に負担をかけるため、出血の引き金になります。切除後は、便を柔らかく保つような食事や水分摂取を心がけることが大切です。

血圧の上昇や腹圧のかかる動作

飲酒や激しい運動、熱いお風呂への長時間の入浴などは、全身の血行を良くし血圧を上昇させ、血圧が上がると、切除部分の血管にも強い圧力がかかり出血しやすくなります。

また、重い物を持ち上げたり、ゴルフのスイングのように体をひねる動作、咳き込んだりすることも、急激に腹圧を上昇させ、出血を誘発する原因となりえます。

出血リスクを高める要因

  • 大きなポリープの切除
  • 大腸の右側(奥側)のポリープ切除
  • 高血圧や糖尿病などの持病
  • 抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)の服用
  • 切除後の生活上の不注意

ポリープの大きさや形状、部位によるリスクの違い

出血のリスクは、切除したポリープの性質によっても変わります。一般的に、ポリープのサイズが大きいほど栄養していた血管も太くなるため、出血のリスクは高まります。

また、茎を持たない平坦な形のポリープは、切除する範囲が広くなるため、リスクがやや高くなる傾向があります。

部位としては、大腸の壁が薄く血流が豊富な右側(盲腸や上行結腸)のポリープの方が、左側(S状結腸や直腸)に比べて、出血のリスクが高いです。

出血リスクを減らすための切除後の生活上の注意点

偶発性後出血のリスクを可能な限り低くするためには、切除後しばらくの間の生活習慣が非常に重要です。医師からの指示を守り、大腸の傷が安全に治るための環境を整えることを心がけましょう。

食事制限の重要性(消化の良い食事)

切除後しばらくは、腸に負担をかけない消化の良い食事を摂ることが基本です。おかゆやうどん、白身魚、豆腐、卵などが適しています。

脂肪分の多い食事(揚げ物、肉類)、食物繊維の多い食品(きのこ、海藻、ごぼうなど)、香辛料などの刺激物は、消化に時間がかかったり、便の量を増やして腸を刺激したりするため、避けてください。

食事は、ゆっくりよく噛んで食べることを意識しましょう。

切除後の食事内容の例

推奨される食事避けるべき食事
おかゆ、うどん、パン、白米ラーメン、パスタ、玄米
豆腐、卵、白身魚、鶏ささみ揚げ物、ステーキ、バラ肉、加工肉
じゃがいも、かぼちゃ、大根きのこ類、海藻類、こんにゃく、ごぼう

アルコール摂取の禁止

アルコールは血管を拡張させて血流を良くする作用があるため、出血のリスクを著しく高めます。また、アルコールそのものが炎症を悪化させる可能性もあります。

ポリープ切除後は、少なくとも1週間は禁酒を徹底することが必要です。ノンアルコール飲料であっても、炭酸が含まれているものは腸を刺激することがあるため、控えましょう。

運動や旅行、長距離移動の制限

腹圧を上昇させるような運動(ジョギング、ゴルフ、テニス、筋力トレーニングなど)は、1週間から2週間程度は中止します。

また、長時間の座位や運転を伴う旅行や出張も、血流のうっ滞や、振動による刺激、万が一出血した場合にすぐ医療機関にかかれないリスクがあるため、控えるべきです。

日常生活における軽い散歩程度は問題ありませんが、息が上がるような活動は避けてください。

切除後の生活制限の目安

項目制限期間の目安
食事約1週間、消化の良いものを。
飲酒最低1週間は厳禁。
運動1~2週間は激しい運動を避ける。
入浴数日間はシャワーのみ。

入浴に関する注意点(シャワー浴の推奨)

熱いお湯に長時間浸かると血圧が上昇し、血行が促進されて出血のリスクが高まります。切除後、数日間(少なくとも2~3日、長ければ1週間)は、湯船には浸からず、シャワーで済ませてください。

サウナも同様に危険ですので、避ける必要があります。

出血が起こった場合の対処法と医療機関での治療

生活上の注意を守っていても、後出血が起こってしまうことはあります。その際に慌てず、冷静に行動することが大切です。

まずは落ち着いて状況を確認する

排便時に出血を確認したら、量や色、頻度、そして腹痛などの他の症状がないかを冷静に観察してください。

心配のない出血の範囲内であれば自宅で安静にして様子を見ますが、危険な出血のサインに当てはまる場合は、すぐに行動を起こす必要があります。

医療機関へ連絡する際の伝え方

治療を受けた医療機関に電話で連絡する際は、できるだけ正確に状況を伝えることが重要です。以下の点を整理して伝えると、医療者側も的確な判断がしやすくなります。

  • 氏名と、ポリープを切除した日付
  • 出血が始まったおおよその日時
  • 出血の量(便器の水が真っ赤になる、など具体的に)
  • 出血の色(鮮血、赤黒いなど)と、血液のかたまりの有無
  • 排便の回数と、出血が続いているか
  • 腹痛、発熱、めまいなどの他の症状の有無

緊急内視鏡による止血処置

活動性の出血が続いていると判断された場合、緊急で大腸カメラを行い、出血している場所を特定して止血処置を行います。

最も一般的な止血法はクリップ法で、内視鏡の先端からクリップという小さな金属製の器具を出し、出血している血管の周りの粘膜を挟んで物理的に圧迫して止血する方法です。

その他、特殊な薬剤を注入したり、電気で血管を焼灼したりする方法もあります。

内視鏡的止血術の主な種類

止血法概要
クリップ法金属製のクリップで出血点を挟んで止血する。
局所注入法血管収縮作用のある薬剤などを出血点に注入する。
熱凝固法特殊な器具で出血点を焼き固めて止血する。

入院や安静が必要となるケース

緊急の止血処置を行った後は、再出血のリスクを観察するために入院が必要となるのが一般的です。入院中は、絶食として腸を休ませ、点滴で水分や栄養を補給しながらベッド上での安静を保ちます。

出血量が多く貧血が進行している場合には、輸血が必要となることもあります。無事に止血が確認され、状態が安定すれば、数日で退院が可能です。

よくある質問

大腸ポリープ切除後の出血に関して、多くの方が疑問に思う点や不安に感じる点をまとめました。治療後の生活の参考にしてください。

切除後、何日目くらいまで出血の可能性がありますか

偶発性後出血が起こる可能性が最も高いのは、切除後2~3日から1週間後くらいまでです。これは、切除後の潰瘍を覆っていたかさぶたが剥がれ落ちる時期にあたります。

個人差があり、早い方では翌日に、遅い方では2週間後に出血することもあります。少なくとも2週間程度は、出血の可能性があるという意識を持ち、生活上の注意を守ることが大切です。

小さなポリープでも出血のリスクはありますか

一般的に、ポリープのサイズが大きいほど出血のリスクは高くなりますが、5mm程度の小さなポリープであっても、出血のリスクがゼロになるわけではありません。

ポリープを栄養していた血管の太さや、切除した場所、患者さん自身の体質など、様々な要因が関わるためです。どのような大きさのポリープであっても、切除後は同様の注意が必要と考えてください。

仕事はいつから復帰できますか

事務作業などのデスクワークで、体に負担がかからない仕事であれば、翌日や翌々日からの復帰も可能です。

しかし、重い物を持つ、体を激しく動かす、長距離を運転するといった、腹圧がかかったり体に負担がかかったりする仕事の場合は、出血のリスクを考慮し少なくとも1週間程度は休むことが推奨されます。

抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいますが、どうすればよいですか

心臓病や脳梗塞の予防のために抗血栓薬(抗血小板薬や抗凝固薬)を服用している方は、ポリープ切除後の出血リスクが通常より高くなるため、薬の管理は非常に重要です。

ポリープ切除にあたっては、処方している主治医と内視鏡医が連携し、検査前に一時的に薬を休むか、あるいはリスクの低い別の薬に変更するかなどを慎重に判断します。

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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