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直腸ポリープの症状と内視鏡による早期発見

直腸ポリープの症状と内視鏡による早期発見

直腸ポリープは大腸の一部である直腸にできる隆起性の病変で、便の通過に伴って刺激を受けやすい特徴があり、小さいうちは自覚しにくく、放置すると大きくなる場合があります。

早い段階で見つけて除去すれば後のリスクを抑えられるため、内視鏡検査を活用した早期発見が重要です。

直腸ポリープが引き起こす症状、考えられる原因、大腸がんとの関連などを踏まえながら、検査や治療の手順に関する情報を総合的にまとめました。

目次

直腸ポリープとは何か

直腸は大腸のうち肛門に近い部分を指し、便が通る経路の終点にあたり、そこに発生するポリープは、大腸のほかの部分でみられるポリープと同様に粘膜の異常増殖によってできる突起です。

小さいうちは特有の症状が乏しく、本人も気づきにくい場合があります。発見が遅れると出血や痛みを起こすことがあり、将来的に悪性化する可能性もゼロではありません。

ポリープという言葉の意味

ポリープという言葉は、胃や大腸など消化管の内壁にできる隆起性の病変を幅広く指す際に使われます。形状や大きさはさまざまで、茎がついてキノコのような形になるタイプや、平坦なまま大きくなるタイプなどがあります。

良性と悪性の違い

消化管に生じるポリープには、良性のまま経過するものと、がん化の可能性をもつものがあり、直腸ポリープにおいても、良性のまま切除可能なものが多いですが、中には早めに手当しないと悪性化に至るものもあります。

直腸に発生しやすい理由

大腸全体のポリープは結腸に多いですが、直腸も便の通過により刺激されやすいため、ポリープが発生することがあります。直腸にできたポリープは、排便時に傷つきやすく、出血しやすい性質をもっています。

年齢との関係

年齢が高くなるとともに、大腸ポリープや直腸ポリープが増える傾向があり、加齢による粘膜の抵抗力の低下や、生活習慣の影響が複合してポリープが形成されるケースがみられます。

直腸ポリープに関する主な特徴

項目内容
好発年齢40代以降に増える傾向
形状有茎(キノコ状)や無茎(平坦)など多様な形がある
良性と悪性良性が多いが悪性化する可能性をもつものも存在
自覚症状小さいものは症状が乏しいが、大きくなると出血や下血の恐れがある
発見手段便潜血検査や内視鏡検査を活用して確認できる

直腸ポリープの症状と注意したいサイン

便に血が混じる、あるいは排便時にわずかに痛みを感じるといった小さな変化が、直腸ポリープの症状につながる場合があります。本人は軽い痔と勘違いしがちですが、注意不足のまま放置すると大きく成長するかもしれません。

悪化すると貧血や慢性的な腹部不快感につながる恐れがあるため、普段の排便状態を観察することが大切です。

小さいうちに見つけにくい理由

直腸ポリープの症状は、初期段階ではほとんど顕在化せず、小さいサイズだと粘膜の盛り上がり程度であり、痛みや出血は起こりにくいです。

下血を伴うケース

便に付着する鮮血や排便後のトイレットペーパーに付着する血液は、直腸ポリープからの出血が関係する場合がありますが、痔からの出血と区別しにくいため、一度専門医による診察が必要です。

お腹の不快感や痛み

ポリープが大きくなると、直腸内部を圧迫して便通に違和感を伴うことがあります。便が通りにくい、あるいは腹痛を起こしやすいといった訴えが増えるタイミングは、ポリープがかなり成長している可能性を考えたほうがよいでしょう。

症状を見逃さないためのポイント

少しでもおかしいと感じたら、まずは消化器内科などを受診して相談してください。痛みがない場合も検査を受けることが大切です。

早期の段階で注意しておきたい変化

  • 便の色の変化(鮮血が混ざっている、黒っぽい便など)
  • 排便回数や便の形状の急な変化
  • 下腹部の違和感や軽い痛み
  • 疲れやすさや貧血の傾向(慢性的な出血がある場合)

血便が疑われるときに役立つ検査

検査名概要特徴
便潜血検査便中に微量の血が混ざっていないか調べる簡便に受けられるが、原因部位までは確定できない
直腸診医師が指で直腸内部を触診痔かポリープかの鑑別に役立つが、上部の病変はわかりにくい
内視鏡検査カメラを挿入して直接粘膜を観察位置や形、数など詳細を把握しやすい
血液検査貧血の有無や炎症反応などを確認関連する合併症の有無を予測する際の手掛かりになる

直腸ポリープの原因とリスク要因

直腸ポリープが生じる要因としては、飲食物や運動不足などの生活習慣面に加え、遺伝的要素や腸内環境の乱れが考えられ、中でも、高脂肪・高タンパクの食事と野菜不足、喫煙や飲酒過多は、大腸全体のポリープリスクを高める一因です。

複数の要因がからみ合って発生し、年齢とともにリスクが上昇するケースも少なくありません。

食生活と腸内環境

腸内環境を整える食事を意識しないと、悪玉菌が優位になる可能性が高まり、悪玉菌の増加は便秘や下痢など腸のトラブルを起こしやすいだけでなく、ポリープの発生リスクを上げます。

家族歴との関係

家族に大腸ポリープや大腸がんの既往歴がある場合、同様の症状が出やすい傾向があり、遺伝性のポリポーシス症候群などが疑われる場合には、より定期的な検査が必要になることがあります。

喫煙や飲酒の影響

タバコの煙に含まれる有害成分や過度のアルコール摂取は、腸粘膜に負担をかけ、細胞の変異リスクを高める要因になると考えられています。特に長期間続くと、ポリープの発生だけでなく、進行がんのリスクも上昇する可能性があります。

年齢とストレス

働き盛りの年齢や老年期など、ライフスタイルが変化しやすい時期にストレスが蓄積すると、消化管の機能低下や腸内バランスの乱れが生じやすくなるため、ポリープを含むさまざまな腸トラブルが起きやすいです。

主なリスク要因と対策

リスク要因対策の例
高脂肪・高カロリー食食物繊維が豊富な野菜や果物、発酵食品を意識して摂取する
運動不足軽めのウォーキングやストレッチを日常に取り入れる
遺伝的要素親や兄弟に同様の病歴がある場合、定期的に内視鏡検査を受ける
過度な飲酒・喫煙禁煙や飲酒量を減らす工夫で腸への負担を軽くする

生活習慣を見直すためのポイント

  • 果物や野菜を意識的に増やして腸内環境を整える
  • 十分な睡眠と休息でストレスを軽減する
  • 適度な水分補給を行い便通をスムーズにする
  • 過度な飲酒や喫煙を控えて粘膜へのダメージを減らす

内視鏡検査による早期発見の重要性

直腸ポリープは早期段階で見つけやすく、小さいうちなら容易に除去でき、サイズが大きくなると切除の難易度が上がり、合併症のリスクも増えるので、内視鏡検査によって早い段階での把握が重要です。

内視鏡検査と聞くと苦痛を想像する方もいますが、医療機関によっては鎮静剤を使用して軽い眠りの状態で受ける方法が広まり、負担が軽減されるケースもあります。

大腸カメラと直腸ポリープの発見率

便潜血検査は簡単ですが、血が混じっていない場合には陽性とならない可能性があり、小さいポリープの見落としが起こりやすくなります。一方、大腸カメラではポリープの形状や色調を直接確認できるため、見落としを減らしやすいです。

直腸ポリープ切除も同時に行える

内視鏡検査によって直腸ポリープを見つけた場合、医師の判断で内視鏡的切除を同時に実施でき、外科的手術よりも体への負担が軽いため、早期治療の選択肢として多くの医療機関が取り入れています。

検査前に知っておきたい準備

検査前日から下剤を使用して腸内をきれいにし、当日は飲食を制限するなどの準備が必要です。こうした下処置をしっかり行うことで、腸内の観察精度が上がり、小さなポリープも見逃しにくくなります。

恐怖心や不安の軽減方法

検査への不安を感じる方は多いですが、医療者との十分なコミュニケーションによって安心感が高まることがよくあります。麻酔や鎮静剤の使用、また検査後の休憩体制などを確認すると良いでしょう。

内視鏡検査と便潜血検査の特徴比較

検査方法特徴メリットデメリット
便潜血検査便に混在する血液の有無を調べる簡便に受けられる原因部位を特定できない
大腸カメラカメラ付きのチューブを肛門から挿入し、大腸全体を直接観察ポリープの発見率が高い同時にポリープ切除可能前処置に時間がかかる医療機関での予約が必要
カプセル内視鏡カプセル型のカメラを内服して消化管全体を撮影体への負担が軽い大腸内の撮影には限界があることが多い

スムーズに検査を受けるためのコツ

  • 余裕を持って検査日の予約を行い、前処置の説明をよく読む
  • 水分補給のルールを確認し、脱水にならないように注意する
  • 不安が強い場合は鎮静剤の有無を医療者に相談する

直腸ポリープの切除の方法と特徴

直腸ポリープが見つかった際、小さなものであれば内視鏡的なアプローチで切除が可能で、切除の方法にはいくつか種類があり、ポリープの形状やサイズ、根元の状態などによって医師が方法を選びます。

直腸ポリープ切除は合併症のリスクを軽減する意味でも早期に行うことが望ましいです。

スネア切除

ポリープに輪状のワイヤーをかけて電気的に切除します。茎があるポリープやサイズが小さめのポリープに適していて、出血が起きる可能性がありますが、内視鏡からの止血処置で対応します。

EMR(内視鏡的粘膜切除術)

ポリープが平坦であったり、やや大きめの場合にはEMRを用いることがあり、粘膜下に生理食塩水を注入して粘膜を膨らませ、スネアをかけやすくする手法です。

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)

さらに大きめのポリープや、粘膜下層にまで広がっている可能性がある場合にはESDが選択され、専用のナイフを用いて、粘膜下層を剥がすように切除する高度な方法です。

切除後の経過観察

切除が終わった後、ポリープが悪性だった場合には、追加治療や定期的な内視鏡フォローが必要となることがあります。悪性所見がない場合でも再発予防のために定期チェックが推奨されます。

主な内視鏡的切除方法

切除方法適応ポリープサイズ特徴
スネア切除小さめ~中程度輪状ワイヤーで電気的に切除する
EMR中程度~やや大きめ粘膜下に液を注入してポリープを浮き上がらせる
ESD大きめ~粘膜下層浸潤専用ナイフで粘膜下層を剥離しながら切除する

切除の際に気を付ける点

  • 出血や穿孔といった合併症を防ぐために適切な術式を選ぶ
  • 術後の痛みや発熱などの異常があれば早めに担当医へ連絡する
  • 切除したポリープは病理検査に回し、悪性の有無を確認する

ポリープと大腸がんの関係

直腸ポリープを含む大腸ポリープの一部は、放置するとがん化に至ることがあり、特に腺腫と呼ばれるタイプは、長期的にみると悪性化のリスクが高めです。

ただし、全てのポリープががんに移行するわけではなく、切除によって再発リスクを抑制できるケースもあります。

腺腫性ポリープの特徴

腺腫性ポリープは、腸の粘膜を構成する腺細胞が増殖したもので、直腸ポリープでも腺腫性の性質があるものは要注意で、形態によっては将来的に大腸がんの原因になりえます。

ポリープの大きさと悪性化リスク

大きいポリープほど悪性化リスクが高くなる傾向があり、一般的には1cmを超えるとリスクが増えるといわれていますが、形状や組織型によっても異なります。

切除による予防効果

早期の段階でポリープを見つけて切除することで、大腸がんへ進行する道筋を断ち切ることが可能ですが、一度切除しても再発するケースがあるため、定期検査は続けたほうが安心です。

生活習慣の改善

直腸ポリープの原因とされる食生活や運動不足、喫煙などの習慣を改めると、大腸がんリスクそのものを減らす効果が期待できます。切除後の再発リスクを抑える意味でも、普段の生活習慣を見直すことが大切です。

ポリープとがん化に関する目安

項目ポイント
ポリープの種類腺腫性、過形成、炎症性など多様だが、腺腫性に要注意
サイズ1cm超えでリスク上昇
形状有茎、無茎、表面の性状によって悪性度が変わりやすい
切除の有無ポリープ切除でがん化リスクを大幅に下げられる
再発防止生活習慣の見直しと定期的な内視鏡検査でリスク管理が可能

検査前後に気を付けたい生活習慣

内視鏡検査を受ける前後は、腸に負担をかけないような生活を心掛けることが推奨されています。検査や切除の結果をより良好に保つためにも、以下のような点に意識を向けるとよいでしょう。

検査前の食事管理

腸内をきれいにする必要があるため、前日は消化の良い食事を選ぶことが望ましいです。脂っこい料理や食物繊維の多すぎる食事は避けて、消化に優しいものを摂ることで下剤の効果を高められます。

検査後の安静と水分補給

ポリープを切除した場合、検査後は腸の粘膜が刺激を受けやすい状態で、激しい運動や飲酒などは避け、こまめに水分を取って腸内環境を落ち着かせましょう。

たんぱく質とビタミンのバランス

傷ついた粘膜の修復にはたんぱく質とビタミン類が役立ち、肉や魚、大豆製品を適度に取り入れつつ、緑黄色野菜や果物からビタミンを供給すると回復力が高まります。

長期的な食生活の改善

一時的に気を付けるだけでなく、定期的に同じような配慮を続けることで再発リスクを減らすことが期待できます。便秘の予防や腸内環境の維持に努めてください。

推奨される食材と控えたい食材

分類内容
推奨される食材白身魚、豆腐、ささみ、ヨーグルト、柔らかい野菜
控えたい食材香辛料の強いもの、脂っこい肉、揚げ物、アルコール

生活習慣の改善につなげるヒント

  • 早寝早起きを意識し、睡眠時間を十分に確保する
  • 腹部を冷やさないように服装や室温を工夫する
  • 適度な運動を取り入れ、腸のぜん動運動を促す

よくある質問

直腸ポリープの症状と痔の区別はどうすればいいでしょうか?

排便時の出血だけでは簡単に区別しにくいため、専門医の診察を受けるのが確実です。肛門付近のいぼ痔との見分けがつきにくい場合でも、指診や内視鏡で確認すれば原因を特定できます。

直腸ポリープ切除後は必ず入院が必要でしょうか?

多くの場合、日帰りまたは短期入院で済むケースが増えています。ただしポリープが大きい場合や、出血のリスクが高い場合には入院になることがあります。担当医と相談して決めるのがよいです。

定期的な内視鏡検査はどの程度の頻度で受けたほうがいいですか?

医師の判断や患者さんのリスクにより異なりますが、ポリープがみつかった履歴がある場合は年1回から2年に1回程度を提案されることが多いです。家族歴や腺腫性ポリープの病理結果なども踏まえて決めましょう。

切除後に気を付けるべき食事制限はありますか?

刺激の強いものや硬い食材は避けてください。検査後しばらくは消化の良い食事を摂り、水分補給をこまめに行い、アルコールは控えると腸の回復を助けます。

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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