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直腸の長さと基礎知識 肛門や消化器の働きを理解

直腸の長さと基礎知識 肛門や消化器の働きを理解

健康な排便習慣や肛門・直腸まわりの症状に関心がある方が増えています。

ここでは、消化器や腸のしくみを踏まえながら、直腸の長さや役割、そして関連するがんの特徴や検査・治療について詳しくお伝えします。

肛門や排便にまつわるメカニズムを知ることで、日常生活で気をつけるべきポイントを見極め、自分や周囲の大切な人の健康を守るきっかけにしていただけると幸いです。

目次

直腸の構造と長さの基本

直腸は大腸のうち肛門側の最後の部分を指し、便を一時的にためておく重要な役割を担っています。

直腸とは何か

直腸は大腸の最下部に位置する管状の臓器で、大腸全体は結腸と直腸に大きく分けられ、結腸の終わりから肛門までの範囲を直腸と呼びます。

消化器系である大腸の終着点で、便が結腸から直腸へ移動した段階で水分がさらに吸収され、便がかたまりやすくなります。

直腸は排便時に肛門に向けて便を送り出すうえで大切な場所です。

直腸の長さと目安

直腸の長さは平均で約15cm前後ですが、実際には性別、体格、年齢によって個人差があり、解剖学的には大腸内視鏡検査などで確認すると20cm近くと説明される場合もあります。

医師が説明する際に「直腸の長さは約15cm程度」という表現を使うのは、腸管の状態や解剖学上の区分の目安の一つとして設定されているためです。

肛門との位置関係

直腸は肛門まで続く管の下部を構成し、肛門に近いほど直腸壁が肛門括約筋などの筋肉に支えられ、排便をコントロールしやすい構造になっています。

下部直腸には外肛門括約筋(自分の意思で動かせる筋肉)と内肛門括約筋(自律神経に支配される筋肉)があるため、意識しないでいても便が漏れにくい状態が保たれています。

骨盤内での直腸の位置

直腸は骨盤内に位置し、膀胱や子宮(女性の場合)、前立腺(男性の場合)などの臓器と近接していて、骨盤内には多くの神経や血管が通っており、直腸がんが進行した場合、神経や周囲の組織に転移しやすいことが特徴です。

直腸がんの手術では、骨盤内のリンパ節への転移を考慮しながら治療方法が検討されます。

直腸の大まかな特徴と長さの目安

項目内容
位置結腸から肛門へつながる大腸下部
平均的な長さ約15cm(※個人差あり)
周囲の臓器膀胱、前立腺、子宮、骨盤内の血管や神経など
主な機能便の一時的な貯留と排便の準備
特徴内肛門括約筋と外肛門括約筋により排便をコントロール

大腸の役割と直腸の位置づけ

大腸には結腸と直腸の2つの主要な区分があり、ここでは大腸全体の機能を理解し、直腸がいかに重要な働きを担うかを見ていきます。

大腸が担う主な働き

大腸は食物の消化・吸収の最終段階を担当し、結腸では水分や電解質を吸収して便を形成し、さらに、大腸内では腸内細菌による発酵やビタミンKの産生など、重要な働きが行われています。

特に結腸の壁は筋肉でできており、便をゆっくりと肛門側へ運びます。

結腸と直腸の違い

結腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に分類され、S状結腸の後に続く部分が直腸です。

結腸の方が長く、便の成形と水分吸収を行うのに対して、直腸は排便時の調整や保管に特化しています。直腸の長さは結腸に比べて短いですが、排便機能の上で非常に重要な役割を果たします。

直腸が重要とされる理由

排便は生活の質に直結する行為で、直腸がうまく働かない場合、便秘や下痢の頻度が増えたり、肛門の機能低下が生じたりする可能性があります。

とくに下部直腸がんなどで一部の組織を切除した場合、排便コントロールが難しくなることがあるので、大腸の治療や手術を行う際は、直腸の機能をどのように温存するかが大きな課題です。

大腸がんとの関係

大腸がんは結腸がんと直腸がんを合わせて呼ぶことが多く、日本でも多くの患者さんがいます。

近年は内視鏡検査や大腸検診で早期に発見し、治療を受けられるケースが増加している一方で、生活習慣の乱れや食生活の欧米化などによって大腸がんの発生率も高い傾向があります。

大腸全体の機能で意識したいポイント

  • 水分と電解質の吸収
  • 腸内細菌によるビタミンKや短鎖脂肪酸の生成
  • 便の成形と保管
  • 直腸まで便を運ぶ蠕動運動の調整
  • 排便反射の誘導と肛門括約筋によるコントロール

直腸がんの特徴と早期発見の重要性

直腸がんは大腸がんの中でも肛門に近い部位に生じるがんです。ここでは直腸がんの主な症状や進行度、早期に見つけるための検査方法について解説します。

直腸がんで起こりやすい症状

直腸がんでは便に血液が混ざる、いわゆる血便が代表的です。

また、下部直腸にがんができると、排便時に強い痛みを感じたり、肛門付近の神経が刺激されて頻回に便意をもよおすこともあり、進行すると便秘や下痢を繰り返し、便通のリズムが乱れやすくなります。

早期発見が重要な理由

直腸がんは早期に発見して手術や内視鏡治療を行うことで、肛門括約筋を温存できる可能性が高くなります。下部直腸がんの場合は肛門を残すかどうかの判断が必要になり、治療方針が複雑になりがちです。

早期であれば周囲のリンパ節や骨盤の神経に及ぶ転移が少なく、体への負担が比較的少ない治療で済むケースが多いです。

検査方法と診断の流れ

直腸がんの診断には、便潜血検査、内視鏡検査、腹部CTやMRIなどの画像検査が組み合わされます。内視鏡で観察しながら病変を一部採取し、病理組織検査を行うことで、がんかどうかを診断します。

リンパ節や肝臓など、ほかの臓器への転移が疑われる場合には血液検査や追加の画像検査を行います。

転移と進行度

直腸がんは肛門側から近い場所にあるため、局所浸潤(周囲組織へのしみこみ)やリンパ節転移、さらには骨盤内を経由した転移が比較的起こりやすいです。

進行が進むと、肝臓や肺へ転移するケースもあります。早期発見では転移リスクが低いだけでなく、手術の選択肢も多くなります。

直腸がんの主な特徴と検査

項目内容
主な症状血便、便通異常、下腹部痛、肛門痛、頻回の便意
主な検査便潜血検査、内視鏡検査、CT/MRIなどの画像検査、血液検査
進行度の指標がんの大きさ、腸壁深達度、リンパ節転移、遠隔転移の有無など
早期発見のメリット肛門機能の温存や負担の少ない治療、転移リスクの低下
主な転移先リンパ節、骨盤内、肝臓、肺など

大腸がん・直腸がんの治療方法

大腸がん・直腸がんの治療は手術が中心ですが、進行度や部位によって内視鏡治療や化学療法などが組み合わされます。

手術療法の種類

直腸がんの手術は、大きく分けて肛門を残す手術と、肛門を切除して人工肛門(ストーマ)を造設する手術があります。早期のがんの場合は内視鏡的切除やロボット支援手術など、体への負担を少なくする技術が選択肢です。

より下部にあるがんでは、内肛門括約筋を一部切除することで肛門を温存できることもありますが、がんを完全に取り切ることを優先に考えた結果、肛門を切除せざるを得ない例もあります。

化学療法や放射線療法との組み合わせ

進行した直腸がんでは、手術の前後に化学療法や放射線療法を行って腫瘍を縮小させたり、再発や転移のリスクを下げたりします。

特に下部直腸がんは、放射線療法と化学療法を併用した治療を行うことで、肛門を残せる確率が高くなるケースがあります。

術後の排便機能と生活の変化

直腸がんや大腸がんの手術を行うと、術後の排便機能に変化が出やすくなります。直腸の一部を切除する場合は便意のコントロールが難しくなることがあり、便が残っている感じ(残便感)や頻回の便意、便意切迫などが見られます。

ストーマを造設した場合は、排便の方法そのものが変わるので、退院後の生活指導やリハビリテーションが大切です。

再発防止とフォローアップ

大腸がんや直腸がんの治療後は、定期的な内視鏡検査や画像検査で再発の有無を確認し、再発が早期に見つかれば再度の手術や化学療法などを行える場合があります。

また、食事内容を見直す、適度な運動を取り入れるなど、生活習慣全体を管理することも再発リスク低減に役立ちます。

治療で心がけたいこと

  • 術前・術後に担当医師や看護師に相談する
  • ストーマ造設になった場合は専門スタッフのサポートを受ける
  • 定期的な検査や通院のスケジュールを守る
  • 食生活や運動習慣を意識して整える
  • 下痢や便秘などの症状に早めに対応する

直腸と肛門の機能を保つためのポイント

直腸と肛門は排便を円滑に行うための大切な部位なので、患者さんや一般の方が日常生活で意識できる予防やケアの方法を中心に解説します。

毎日の排便リズムを整える

便は大腸の蠕動運動で肛門側へ送られ、直腸にたまると便意が生じ、乱れた生活習慣やストレスが大きいと、腸の動きが不規則になり、便秘や下痢を引き起こしやすくなります。

食物繊維をしっかり摂取し、水分補給や適度な運動を行うことが大切です。

肛門周囲の清潔を保つ

便が直腸や肛門に長い時間とどまると、炎症や痔などを引き起こす可能性があります。排便後はトイレでしっかりと肛門周辺を清浄に保つとともに、汗や蒸れを防ぐために通気性の良い下着を身につけることが必要です。

直腸を健康に保つための生活習慣

生活習慣の見直しは、直腸の働きを良好に維持し、大腸がん予防にも役立ちます。

生活習慣と直腸・肛門への影響

生活習慣直腸・肛門への影響
食物繊維が少ない食事便が固くなり便秘の原因に
水分不足便通が悪化
運動不足腸の蠕動運動が低下し便秘や下痢になりやすい
喫煙血流や免疫に悪影響を与え、がんリスクを高める可能性
大量の飲酒消化管粘膜を傷つけ、がん発生リスクを上げる
長時間座りっぱなしの姿勢骨盤内の血流が滞りやすく痔などを誘発

大腸検診や内視鏡検査を受ける意義

大腸検診や内視鏡検査は、直腸を含む大腸全体の病気を早期に発見するうえで非常に重要です。便秘が長引いている、血便が続く、腹痛が頻繁に起こるといった症状があれば、早期に医療機関を受診して検査を受けることを検討してください。

とくに家族に大腸がんや直腸がんの既往歴がある場合は、検診をこまめに行うことが推奨されます。

直腸・肛門ケアのヒント

  • 朝起きたらコップ1杯の水を飲む
  • 排便を我慢しすぎない
  • 肛門周辺を清潔かつ乾燥させすぎないようケアする
  • タバコや過度な飲酒を控える
  • 適度な運動で腸の蠕動を促す

消化器の専門医や医療情報の活用方法

大腸や直腸に異常を感じたとき、または検診を受けたいときは、どのように医療機関を探し、医師に相談すればいいのでしょうか。

病院やクリニックの選び方

大腸がんや直腸がんの診断・治療には専門的な知識と設備が必要です。大腸内視鏡検査が可能な消化器内科、消化器外科、内視鏡センターなどを併設している医療機関を選ぶとスムーズに検査を行えます。

実際に通院する前に、医療機関の公式サイトなどで検査体制や医師の専門分野を確認すると安心です。

セカンドオピニオンの活用

がんの治療方針や手術方法は一つではありません。直腸がんの場合は、肛門を温存できるかどうかで生活の質が大きく変わるため、自分の病気や状況について複数の医師から意見を聞き、納得できる治療を選ぶことが重要です。

相談先や医療情報サイトの利用

患者や家族が病気の状態を理解するためには、信頼できる医療情報が欠かせません。国立がん研究センターのがん情報サービスなど、公的機関のサイトには大腸がんや直腸がんに関する情報が一覧で整理されています。

医療関係者向けの研究論文や学会の資料なども公開されている場合があるので、気になる点は主治医と相談しながら調べてみるとよいでしょう。

患者会やサポーター制度

大腸がんや直腸がんの経験者を中心に活動する患者会やサポーター団体があり、治療体験談や術後の生活に関する知識を得られるだけでなく、不安を共有できる仲間が見つかる可能性があります。

周囲に同じ病気の方がいない場合や、気軽に相談できる場を探している方は、こうした団体への登録を検討してみてください。

医療情報源の例

種類特徴
公的機関サイト国立がん研究センターなどが運営し情報の信頼度が高い
病院の公式サイト診療科や医師情報、検査設備などが確認しやすい
学会発行のガイド専門医向けだが最新の診断・治療ガイドラインを把握できる
患者会・サポート実体験や心理的サポートが得られる

日常生活で気をつける症状と受診のタイミング

日常の中で気になる症状があったとき、どの段階で受診したらよいのか判断に迷うことがあります。ここでは、目安となる症状やその背景を紹介します。

血便や下痢、便秘の兆候

血便は最もわかりやすいサインですが、痔による出血なのか直腸がんなどの疾患が関係しているのか素人では判断が難しい場合もあります。

便秘や下痢など、便通の状態が普段より大きく乱れているときも受診を考えてください。便が異常に細い、または便意があるのに出ないなどの変化が1~2週間以上続くときは専門の検査を受けるほうが安心です。

腹痛と腹部の張り

下部直腸がんが進行すると、骨盤内や周囲の組織を圧迫することがあり、腹痛や腹部の張りを感じることがあり、進行がんでは慢性的な痛みや血液検査で貧血が発見されるケースもあります。

肛門付近や腹部の違和感が長引く場合も、病気の可能性を疑いましょう。

便意異常やガスの増加

便意が頻繁に起こるのに排便量が少ない場合や、排便してもすぐに便意がくる現象が続く場合は、直腸や肛門周辺に何らかの原因が潜んでいるかもしれません。腸内ガスが増えておなかが張る、ガスが頻繁に漏れるなども受診の目安となります。

受診のタイミング

早期の段階では症状が軽微なことも少なくありませんが、下記のような症状が続く場合は早めに医療機関を受診してください。

受診を考える目安

  • 血便が数日以上続く
  • 便が極端に細くなったり、便秘・下痢を繰り返したりする
  • 便意があるのに排便できない状態が1週間以上続く
  • 腹痛や腹部の張り、ガスの異常増加が続いている
  • 体重減少や貧血の症状(めまい、疲労感など)がみられる

大腸・直腸に関するQ&Aとまとめ

ここまで直腸の長さをはじめ、大腸がんや直腸がんの症状や治療、肛門との関係などを説明してきました。最後に、よくある質問を取り上げながら全体をまとめます。

よくある質問:直腸の長さに個人差はある?

直腸の長さは約15cmとよく言われますが、骨盤の形状や体格によって差があります。内視鏡検査の際に計測できることもありますが、大きな誤差があっても病気ではありません。

ただし、直腸の位置や形状に大きな異常がみられる場合は診断が必要です。

よくある質問:直腸がんが見つかったら必ず手術?

直腸がんは早期発見の場合、内視鏡治療だけで対処できる場合があります。

しかし、がんが進行して腸壁の深いところまで広がっている、あるいはリンパ節や周囲臓器に転移している場合は、手術や化学療法、放射線療法などを組み合わせる可能性が高いです。

よくある質問:肛門括約筋を残すためには?

肛門括約筋を残すには、がんが下部直腸に存在していても、筋肉層や粘膜への浸潤が限定的であることが大切です。早期発見によって肛門を温存できる確率が高まるため、定期的な検診がすすめられます。

よくある質問:日常生活で気をつけることは?

便秘や下痢を繰り返さないように食物繊維と水分を十分に摂る、飲酒や喫煙を控える、適度な運動をするなどがあげられます。加えて血便や排便異常が続く場合は早めに医療機関を受診して検査を受けるとよいでしょう。

大腸や直腸を健康に保つ要点

項目ポイント
食生活野菜や果物、食物繊維を豊富に取り入れる
水分補給1日に1.5~2Lの水分を摂取し腸内環境を保つ
運動・活動量腸の蠕動運動を促進するためにウォーキングなどを実践
禁煙・節酒がんリスクの上昇を防ぐ
ストレスマネジメント自律神経の乱れを防ぎ便通を安定させる
定期検診早期発見で重症化や転移を防ぐ

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この記事を書いた人

Dr.中村文保のアバター Dr.中村文保 医療法人社団心匡会 理事長

金沢消化器内科・内視鏡クリニック 院長
日本内科学会 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医

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