胃アニサキスかも?と思ったら金沢で即日検査|専門医が症状から予防まで解説
胃アニサキスの症状と内視鏡除去|金沢駅前の消化器内視鏡専門医が解説
「お寿司を食べた数時間後にみぞおちが激しく痛み出して眠れない」——出張先の金沢で、あるいは仕事終わりの食事のあとに、そんな症状に見舞われる方がいます。生魚を食べたあとの急な胃痛は、胃アニサキス症かもしれません。内視鏡でアニサキスを取り除けば痛みは速やかに治まるため、早めに対処することが大切です。この記事では、胃アニサキス症が疑われるときの判断基準から、内視鏡による除去の実際、そして再発を防ぐ予防法まで、消化器内視鏡専門医の立場から整理しました。
この記事で分かること
- 生魚を食べて数時間後の激しい胃痛で、胃アニサキス症を疑う判断基準
- 内視鏡検査でアニサキスを発見し、その場で除去する流れと所要時間
- 胃アニサキス症と紛らわしい病気の見分け方
- 冷凍・加熱・目視確認など、日常で実践できるアニサキス予防策
- 当院(金沢駅前院)での即日検査・除去体制と受診の目安
生魚を食べた後の胃痛——胃アニサキス症が疑われるサイン
痛みの出方とタイミング
胃アニサキス症で最も特徴的なのは、生魚を食べてから2〜8時間後に始まるみぞおちの激痛です。「キリキリ刺すような痛み」が波のように強弱を繰り返し、吐き気や嘔吐を伴うことも珍しくありません。痛みの強さには個人差がありますが、「眠れないほどの痛み」と表現される方が多い印象です。
アニサキスは体長2〜3cm、幅0.5〜1mm程度の白い糸状の寄生虫で、サバ・イカ・サケ・サンマ・イワシなど日常的に食べる魚介類に寄生しています。本来の最終宿主はクジラやイルカといった海洋哺乳類で、人の体内では成長できず数日〜1週間ほどで死滅します。ただし、その間に胃壁へ食いつくことで激しい痛みを引き起こします。痛みの原因は物理的な刺激に加え、アニサキスに対するアレルギー反応も関与していると考えられています。
症状が出ない場合もある
意外に思われるかもしれませんが、アニサキスを摂取しても全員が激痛を起こすわけではありません。自覚症状がほとんどないまま経過する方や、軽い胃もたれ程度で済む方も一定数います。健康診断の胃カメラで偶然アニサキスが見つかるケースもあるほどです。
腸アニサキス症との違い
胃アニサキス症が全体の大多数を占めますが、まれにアニサキスが小腸に到達して腸アニサキス症を発症する場合があります。腸アニサキス症は食後10時間〜数日後に下腹部痛が出現し、腸閉塞や腸穿孔など重篤な合併症につながることもあるため注意が必要です。
内視鏡で胃アニサキスを見つけて除去する流れ
問診で「何を食べたか」がカギになる
診察ではまず、直近の食事内容を詳しく伺います。「昨夜サバの刺身を食べた」「しめ鯖を食べた」といった情報は診断の決め手になります。症状と食歴から胃アニサキス症が疑われれば、胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査へ進みます。
内視鏡による確認と除去の手順
内視鏡で胃の中を直接観察すると、白い糸状のアニサキスが胃粘膜に食いついている様子を確認できます。見つかったら、内視鏡の先端から鉗子(かんし)を出してアニサキスの頭部ごとしっかり把持し、慎重に引き抜きます。頭部が残ると痛みが取れないため、確実に全体を摘出することが重要です。複数匹いる場合もあるので、胃全体をくまなく再確認します。
検査から除去まで、所要時間はおおむね10〜15分です。除去が完了すると、多くの方が「嘘のように痛みが引いた」と驚かれます。
当院での検査体制と受診までの段取り
当院(金沢駅前院)では、6時間以上の絶食が確認できれば即日の胃カメラ検査に対応しています。鎮静剤を使ってウトウトした状態で検査を受けられるほか、経鼻内視鏡を選べば嘔吐反射も軽減されます。女性医師による検査にも対応していますので、ご希望の方はご予約時にお伝えください。
金沢駅から徒歩5分の立地ですので、出張中や仕事帰りでも受診しやすい環境です。鎮静剤を使用した場合は車の運転ができませんが、公共交通機関でのアクセスが便利な立地ですのでご安心ください。
| 絶食時間 | 検査の可否 | 予約方法 |
|---|---|---|
| 6時間以上 | 当日検査可能 | WEB予約または電話(076-210-7140) |
| 6時間未満 | 翌日以降に検査 | 通常予約 |
胃アニサキス症と間違えやすい病気
急性胃炎・胃潰瘍との鑑別
みぞおちの激痛という点では、急性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍にも似た症状が出ます。ただし、胃アニサキス症では「生魚を食べた数時間後」という明確なきっかけがある点が大きな違いです。食歴がはっきりしない場合や、痛みの性質が異なる場合には、胃カメラで粘膜の状態を直接確認することで原因を特定できます。
アニサキスアレルギーの可能性
胃痛だけでなく蕁麻疹や発熱が出た場合は、アニサキスアレルギーが関わっている可能性があります。アニサキスがアレルゲンとなるケースでは、加熱や冷凍で死滅したアニサキスを含む魚介類でもアレルギー症状が出ることがあり、重症例ではアナフィラキシー・ショックに至る場合もあります。蕁麻疹やのどの違和感、息苦しさを感じたら、速やかに医療機関を受診してください。
魚の選び方と調理で実践するアニサキス予防
加熱と冷凍の基準
アニサキスは熱に弱く、中心温度70℃以上の加熱、または60℃以上で1分間の加熱で死滅します。焼き魚・煮魚など十分に火を通した料理であれば心配はいりません。冷凍の場合は−20℃以下で24時間以上が目安です。スーパーで「解凍」と表示された刺身は一度冷凍処理されているため、比較的リスクは低いといえます。
購入時・調理時のチェックポイント
アニサキスは主に魚の内臓に寄生しており、魚が死んで鮮度が下がると内臓から身(筋肉)へ移動します。購入後はできるだけ早く内臓を取り除き、身の表面を目視で確認してください。薄造りにすると発見しやすくなります。ちなみに、家庭用のブラックライトを当てるとアニサキスが蛍光を発して目立つため、より確実に確認できます。
リスクの高い魚種を知っておく
アニサキスの寄生率が高いとされる魚種には、サバ(しめ鯖も含む)、スルメイカ、サケ・マス、サンマ、イワシ、ホタルイカなどがあります。これらの魚を避ける必要はなく、適切に加熱・冷凍すれば安全に食べられます。なお、養殖魚は加熱処理済みまたは冷凍した餌を与えているため、アニサキスが寄生するリスクはほぼありません。
酢やわさび、醤油ではアニサキスは死滅しないという点も押さえておいてください。「しめ鯖だから大丈夫」と油断して感染するケースは少なくありません。
アニサキスについてさらに詳しく知りたい方へ
アニサキスの検査・治療、発症予防(金沢駅前院)
当院の専門ページでは、アニサキス症の種類(胃アニサキス症・腸アニサキス症・消化管外アニサキス症・アニサキスアレルギー)ごとの特徴や検査方法、治療法を網羅的にまとめています。本記事でカバーしきれない腸アニサキス症や消化管外アニサキス症の詳細についてはこちらをご覧ください。
厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」
アニサキス食中毒の予防について、鮮度管理・目視確認・冷凍/加熱の3つのポイントをわかりやすくまとめた公的機関のページです。家庭での魚の取り扱いに不安がある方にとって実用的な情報が掲載されています。
食品安全委員会「アニサキスのリスクプロファイル」(2025年)
食品安全委員会が2025年1月に公表したリスクプロファイルです。診療報酬明細データからの推計で、アニサキス症の実際の患者数は年間約2万人に達するとされており、食中毒統計の報告件数をはるかに上回る実態が示されています。
▶ 食品安全委員会:アニサキスのリスクプロファイル(PDF)
当院の関連ページ
野々市中央院でも受診いただけます
野々市中央院でも同様の内視鏡検査・アニサキス除去に対応しています。駐車場を完備しており、お車での来院に便利です。
▶ 野々市中央院 公式サイト | ▶ 野々市中央院 Web予約
よくある質問
まとめ
生魚を食べた数時間後に始まるみぞおちの激痛は、胃アニサキス症の典型的なサインです。アニサキスは自然に死滅するものの、その間の痛みは非常に強く、内視鏡で除去すれば速やかに症状が改善します。激痛を我慢し続ける必要はありません。
予防のポイントは加熱(中心温度70℃以上)と冷凍(−20℃以下で24時間以上)、そして新鮮なうちに内臓を取り除くことです。酢やわさびでは死滅しない点に注意してください。生魚を食べた後に強い胃痛が出た場合は、我慢せず早めに消化器内科を受診しましょう。
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- アニサキスの検査・治療、発症予防(金沢駅前院)
腸アニサキス症やアニサキスアレルギーを含む、アニサキス症全般の詳細情報はこちらをご覧ください。
- 厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html
- 食品安全委員会「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル~アニサキス~」(2025年)https://www.fsc.go.jp/risk_profile/index.data/250121AnisakisRiskprofile.pdf
- 国立感染症研究所「アニサキス症(詳細版)」https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/anisakiasis/detail/index.html
- 金沢消化器内科・内視鏡クリニック 金沢駅前院「アニサキスの検査・治療、発症予防」https://naishikyo.or.jp/kanazawaekimae-naisikyou/anisakis/
当院で相談する目安
生魚を食べたあとに激しい胃痛が数時間以上続く場合は、胃アニサキス症の可能性がありますので、早めの受診をお勧めします。金沢駅前院は金沢駅から徒歩5分の立地で、6時間以上の絶食が確認できれば当日の胃カメラ検査・アニサキス除去に対応しています。鎮静剤を使った苦痛の少ない検査や、女性医師による検査も選択いただけます。痛みを我慢し続けると日常生活や仕事への支障が大きくなるため、お電話またはWEB予約でお気軽にご相談ください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。症状や検査の要否については、医師にご相談ください。

