【金沢の消化器専門医が解説】胃がんを疑う症状と早期発見のポイント
胃がんの症状と胃カメラ検査|消化器専門医が解説する早期発見のポイント
「最近、胃の調子がずっと良くない…」「胸焼けが続いているけど、まさか胃がん?」そんな不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。胃がんは初期にはほとんど症状がないため、気づいた時には進行していることもあります。しかし、だからこそ、ちょっとした体のサインを見逃さず、早めに検査を受けることが大切です。この記事では、胃がんを疑うべき症状や、金沢で安心して受けられる検査について、消化器内視鏡専門医が詳しくお伝えします。
- 胃がんの初期にはほとんど症状がないため、定期的な胃カメラ検査による早期発見が重要です
- 胃痛・食欲不振・体重減少・黒色便などの症状が続く場合は、速やかに消化器内科の受診をお勧めします
- 当院では女性医師による検査も可能で、鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査を提供しています
- 院内にCT検査設備を完備しており、胃カメラとあわせて必要な検査を一度の来院で完結できます
- 金沢駅から徒歩5分の立地で、お仕事帰りや出張の合間にも受診しやすい環境です
胃がんとは?放置するリスク
胃がんは、胃の内側を覆う粘膜の細胞から発生する悪性腫瘍です。日本では依然として罹患数が多く、大腸がん・肺がんに続いて第3位となっています。男性の方が女性よりも発症リスクが高く、特に50歳以降で増加する傾向にあります。
胃がんの最大の特徴は、早期にはほとんど自覚症状がないという点です。がんが粘膜や粘膜下層にとどまっている「早期胃がん」の段階では、多くの場合無症状です。症状が現れるのは、がんが固有筋層以上に深く進行した「進行胃がん」になってからであることが多いのです。
こんな症状は要注意
次のような症状が2週間以上続く場合は、胃がんの可能性を考えて、早めに消化器内科を受診されることをお勧めします。
- みぞおちや上腹部の痛み・不快感が続く
- 胸焼けや胃もたれが頻繁に起こる
- 食欲がなく、以前のように食べられない
- 理由もなく体重が減少している(1〜2ヶ月で5%以上)
- 便の色が黒っぽい(タール便)
- 貧血の症状(立ちくらみ、疲れやすさ)がある
- 吐き気や嘔吐が続く
これらの症状は胃炎や胃潰瘍でも見られるため、症状だけで胃がんと判断することはできません。だからこそ、気になる症状がある場合は自己判断せず、内視鏡検査で確認することが大切です。
胃がんを疑うべき7つの症状
胃がんの症状は進行度によって異なりますが、ここでは特に注意すべき7つの症状について詳しく解説します。
1. 持続する胃痛・みぞおちの痛み
胃がんが進行すると、胃の壁が刺激されてみぞおちや上腹部に痛みを感じることがあります。特に、空腹時や食後に痛みが増す場合は注意が必要です。ただし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍でも同様の症状が現れるため、内視鏡検査での確認が必要です。
2. 食欲不振・早期満腹感
胃がんが進行すると、胃の動きが悪くなり、少量の食事でもすぐに満腹感を感じるようになります。また、食欲そのものが低下し、好きだった食べ物にも興味がわかなくなることがあります。これは胃がんの重要なサインの一つです。
3. 原因不明の体重減少
特にダイエットをしているわけでもないのに、1〜2ヶ月で体重が5%以上減少した場合は要注意です。胃がんによる食欲不振や消化吸収の低下が原因となっている可能性があります。
4. 黒色便(タール便)
胃がんから出血すると、血液が胃酸によって黒く変色し、便が黒っぽくなります(タール便)。これは胃や十二指腸からの出血を示す重要なサインです。黒色便に気づいたら、速やかに医療機関を受診してください。
5. 貧血症状
胃がんからの慢性的な出血により、徐々に貧血が進行することがあります。立ちくらみ、めまい、疲れやすさ、動悸、息切れなどの症状が現れます。健康診断で貧血を指摘された場合も、胃カメラ検査を検討されることをお勧めします。
6. 胸焼け・胃もたれ
胃がんによって胃の動きが悪くなると、食べ物が胃に長時間とどまり、胃酸が逆流して胸焼けを起こすことがあります。また、消化が悪くなることで胃もたれも頻繁に起こります。逆流性食道炎と症状が似ているため、鑑別が必要です。
7. 吐き気・嘔吐
胃の出口付近にがんができると、食べ物の通過が妨げられ、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。特に食後に吐き気が強くなる場合は、早めの検査をお勧めします。
金沢で受けられる胃がん検査の種類と特徴
胃がんの早期発見には、適切な検査を受けることが何よりも重要です。ここでは、代表的な検査方法とその特徴について解説します。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
胃カメラは、先端にカメラが付いた細い管を口または鼻から挿入し、胃の内部を直接観察する検査です。胃がんの早期発見に最も有効な検査方法で、わずかな色調の変化や凹凸も見逃しません。
当院では、オリンパス社の最新内視鏡システム「EVIS X1」を使用し、NBI(狭帯域光観察)や拡大内視鏡などの技術により、早期胃がんの発見率を高めています。また、鎮静剤を使用することで、苦痛を最小限に抑えた検査が可能です。
検査中に異常が見つかった場合は、その場で組織を採取(生検)し、病理検査でがん細胞の有無を確認します。また、ピロリ菌感染の検査も同時に行えます。
胃部X線検査(バリウム検査)について
バリウムという造影剤を飲んでX線撮影を行う検査で、集団検診などで広く用いられています。ただし、胃カメラと比べると小さな早期がんや平坦な病変は見つけにくく、精度の面では内視鏡検査に劣ります。また、バリウム検査で異常が指摘された場合は、必ず胃カメラ検査での精密検査が必要となります。
当院では、より精度の高い胃カメラ検査を第一選択としてご提案しております。「バリウムは苦手」という方も、鎮静剤を使用した胃カメラなら楽に検査を受けていただけますので、ぜひご相談ください。
ABC検診(胃がんリスク層別化検査)
血液検査でピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮度を調べ、胃がんになるリスクを判定する検査です。胃がんそのものを見つける検査ではありませんが、ハイリスク群に該当した方は定期的な胃カメラ検査が推奨されます。
CT検査(当院で受けられます)
当院では、院内にCT検査設備を完備しております。これにより、胃カメラで異常が見つかった際に、その場で速やかにCT検査を受けていただくことが可能です。
CT検査では、胃がんの進行度の評価や、リンパ節転移・他臓器への転移の有無を詳しく確認できます。他の医療機関に移動する必要がなく、同じ日のうちに必要な検査を完結できるため、患者さまの負担を大きく軽減できます。
また、診断までの時間が短縮されることで、より早く治療方針を立てられ、不安な期間を最小限に抑えられます。これは、消化器疾患の診療において当院が最も大切にしているポイントの一つです。
当院での胃カメラ検査の流れ
当院では、患者さまができるだけリラックスして検査を受けられるよう、さまざまな工夫をしています。
検査前日
前日の夕食は、消化の良いものを午後9時までに済ませてください。それ以降は絶食となりますが、水やお茶などの透明な飲み物は当日の検査直前まで摂取できます。
検査当日
- 受付:予約時間の15分前にご来院ください
- 問診:症状や既往歴、服用中のお薬について確認します
- 前処置:喉の麻酔を行い、胃の動きを抑える薬を服用します。ご希望の方には鎮静剤を使用します
- 検査:経口または経鼻で内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します(所要時間:5〜15分)
- 検査後:鎮静剤を使用した場合は、30分〜1時間程度お休みいただきます
- 結果説明:医師が画像を見せながら検査結果を詳しく説明します
必要に応じて、当日中にCT検査など追加の精密検査を受けていただくことも可能です。
当院の特徴
- 女性医師による検査:女性の患者さまも安心して受診いただけます
- 鎮静剤の使用:ご希望に応じて、眠ったような状態で検査を受けられます
- 最新の内視鏡システム:微細な病変も見逃さない高精細な画像で観察します
- 消化器内視鏡専門医による検査:豊富な経験を持つ専門医が丁寧に検査します
- 院内CT完備:必要な検査を一度の来院で完結できます
- 土曜日の検査も可能:お仕事でお忙しい方も受診しやすい診療体制です
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よくある質問
Q. 胃がんの初期症状はありますか?
A. 残念ながら、胃がんの初期にはほとんど症状がありません。がんが粘膜や粘膜下層にとどまっている早期の段階では、多くの方が無症状です。だからこそ、症状がないうちから定期的に胃カメラ検査を受けることが、早期発見には極めて重要です。
Q. 胃の痛みが続いていますが、胃がんでしょうか?
A. 胃痛は胃がんの症状の一つではありますが、胃炎や胃潰瘍、機能性ディスペプシアなど、他の病気でも同様の症状が現れます。症状だけでは判断できませんので、2週間以上続く胃痛がある場合は、胃カメラ検査を受けて原因を確認されることをお勧めします。
Q. 胃カメラは苦しいですか?
A. 当院では、鎮静剤を使用した胃カメラ検査を行っています。鎮静剤を使うと、眠っているような状態で検査を受けられるため、苦痛をほとんど感じずに検査を終えられます。また、鼻から挿入する経鼻内視鏡では、嘔吐反射が少ないため、比較的楽に検査を受けられます。
Q. ピロリ菌がいると必ず胃がんになりますか?
A. ピロリ菌に感染しているからといって、必ず胃がんになるわけではありません。しかし、ピロリ菌感染は胃がんの最大のリスク要因であり、感染していない方と比べて胃がんの発症リスクが高くなることが知られています。ピロリ菌の除菌治療を受けることで、胃がんのリスクを下げることが期待できます。
Q. 何歳から胃がん検診を受けるべきですか?
A. 厚生労働省の指針では、50歳以上の方に対して2年に1回の胃内視鏡検査が推奨されています。ただし、ピロリ菌感染がある方、家族に胃がんの方がいる方、胃の症状がある方は、50歳未満でも定期的な検査をお勧めします。
Q. 胃カメラの費用はどのくらいかかりますか?
A. 症状があって保険診療で胃カメラを受ける場合、3割負担の方で約6,000円が目安です。組織検査(生検)を追加した場合は約9,000円程度になります。初診料や採血費用は別途かかりますので、詳しくは受診時にお尋ねください。
Q. 鎮静剤を使った場合、検査後に車の運転はできますか?
A. 鎮静剤の影響が残るため、検査当日は車・バイク・自転車の運転はできません。金沢駅から徒歩5分の当院は公共交通機関でのアクセスが便利ですので、電車・バスでのご来院をおすすめします。ご家族の送迎でも問題ありません。
まとめ
胃がんは早期に発見すれば治癒率が非常に高いがんです。しかし、初期にはほとんど自覚症状が現れないため、症状の有無にかかわらず定期的な胃カメラ検査を受けることが早期発見への最も確実な手段です。みぞおちの痛みや食欲不振、原因不明の体重減少、黒色便といったサインが2週間以上続いている場合は、胃炎や胃潰瘍との鑑別もふくめて、内視鏡検査で確認しておくと安心です。
当院は金沢駅から徒歩5分の立地で、鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラ検査に対応しています。院内にCT設備も完備しており、必要な精密検査を一度の来院で完結できる体制を整えています。お仕事帰りや出張の合間にも立ち寄りやすい環境ですので、胃の不調が気になる方は早めに消化器内科へご相談ください。
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- 国立がん研究センター がん情報サービス「胃がんについて」https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/about.html
- 国立がん研究センター がん情報サービス「胃がん」https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/index.html
- 日本胃癌学会 編.「胃癌治療ガイドライン 医師用 2025年3月改訂 第7版」金原出版, 2025.
- Mott T, et al. "Gastric Cancer: Rapid Evidence Review." Am Fam Physician. 2025;111(2):140-145. PubMed
当院で相談する目安
「胃の調子が悪いけど、まだ我慢できるから…」と先延ばしにせず、気になる症状があればお早めにご相談ください。みぞおちの痛みや胸焼けが2週間以上続く方、健診で胃の異常やピロリ菌感染を指摘された方、ご家族に胃がんの方がいらっしゃる方は、一度胃カメラ検査を受けておくと安心です。当院は金沢駅から徒歩5分の立地で、お仕事帰りやお買い物の合間にも立ち寄りやすい環境です。女性医師による検査や鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査にも対応しておりますので、検査への不安がある方もお気軽にお問い合わせください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。症状や検査の要否については、医師にご相談ください。

